私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

リードを緩めることで、選択肢を与えるのです

引っ張りの矯正に必要なのは 犬に考えさせることです。

今まで、引っ張ったらあなたが付いてくるという状況でのお散歩ではないですか?

いい、悪い、しょうがないとかの理由の問題ではなくて 実際に犬が引っ張ってリードを引けば、 引かれるがままにあなたが必死について行っている、 という現実があります。

その現実を今一度、あなた自身が認識することが 引っ張りの矯正に必要なことです。 引っ張られても、腰を落として、犬が前に進めないようにする。

これが第一歩、初めの初めです。 引きを矯正するための 道具とか使うわけではないし、 リードショックの使い方で何とかするのではないですから。

「リードを押すような感じで緩めるのは何とか理解しました。 でも、犬が止まらないんです。」

とよく言われます。

そんなはずはないのだけど・・・ 実際に行っていただくとどこが違うのかがよ~くわかるんですよ。

犬が止まらないのではなくて 飼い主さんが止まってないのです。

うそじゃないですよ。

リードが張れたまま、一緒に動いてしまっています。 脇は開ききっていますし。 お尻はでっちりになってますよ。 それでは止まれません。

もし、首輪で引きの矯正をする場合は、犬に前を歩かせてはいけないのです。 首に負担かかるでしょ? 横につかせて、リードでチェックを入れ続けます。

前に出ないよ~という合図のために、です。

これもテクニックですので、実際にトレーニングでお伝えするしかできません・・・ まあ、方法としては下の動画を参考にしてください。

ハーネスのはなちゃんですが、リードをこまめに上下に動かしていますね? そうして、今いる場所を認識させています。(ちょっと難しいかな) 体のバランスが崩れますので、前に出難いのです。

最後、引っ張られてしゃがんでいるのは、リードを地面と平行にしたいから、です。

http://www.youtube.com/watch?v=F_zEMbtU95g

私の引っ張りの矯正は、まずはリードを緩められるように、を目標に。 犬それぞれに合わせて行います。

リードが緩むことで犬に選択肢を与える。飼い主さんとともに歩くか、 飼主さんを無視して行きたい方へ行くのか・・・

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