ここに来てシーザーミランです。 かなり批判を浴びましたね。陽性強化のトレーナーさんたちには毛嫌いされています。 チョーカーチェーンで、びしっと、が基本ですからね。 彼の方法は、訓練法は私とは真逆です。 しかも叱ってしつける方法ですしね。
ただ・・・ 飼い主として、犬飼いとして 犬を飼うこと、命に対する姿勢というかな、非常に抽象的なことですが 心に響くものがあるんですよ。
あなたの犬は幸せですか (2006/11/30) C. ミランメリッサ・J・ペルティエ 商品詳細を見る |
この世の中・・・ 一つの方法が気に入らないと全否定する傾向がありますね。
非常にもったいないし、 人には優しくない方法だと思います。
私はトレーニングとは人にも犬にも優しくないといけないのではないかな? そう思います。
なので、非常に緩い、ほどほど加減の中で 人と犬がともに暮らせる方法が、それぞれの家庭にあればいいのではないかな、と感じます。
だから、 お散歩トレーニングがそうなんですけど、 自分のことだけでなく、他の人も気遣えるように 他の犬も気遣ってこそ、この世の中で生きやすい、真の共生の道が開けるのではないでしょうか。
と、脱線しましたが シーザーミランですね。
恐怖症についてのところに 恐怖症っていうのはその犬が怖がって越えられない何かを持った状態、 恐怖を起こすたびに人が反応するから(慰めるから)恐怖症は作り上げられる というような意味のことが書かれています。
恐怖心というのは動物でしたら誰でも持っています。
ただ・・・病的な恐怖心が問題なわけですね。
犬はなぜ、病的な恐怖心を持つか。
分離不安、雷恐怖症とか・・・ 私の多くない経験の中でしかお話しできませんが 恐怖でパニック的になると初めはしきりと視線を絡めて来ます。 人は憐れんで「かわいそう~、おお、よしよし」ってなりませんか? 犬同士はしませんよ。
恐怖におびえる犬は まるで、怖い事への同意を求めるように 犬たちの中を視線を合わせようと必死になって歩きまわります。
他の犬は・・・見事に視線を外しますよ。ふいっと横を向きます。
人の反応とはえらい違いですね。 犬同士はこうして精神の安寧を約束し合っているのかもしれないと ふと思ったりします。 明日に続きます。