おっと・・・シーザーミランです。
少し前に、彼の訓練法が虐待であるとか、どうなのかよく知りませんが
アメリカでも問題になっていることを他のサイトで知りました。
ということで、この「あなたの犬は幸せですか」
という本も、価値がないと一方的に決めつける意見も目にしました。
私自身、シーザーミランの訓練法を使いませんし、
私はそもそも、犬に対して訓練を施すよりも
飼い主さんの犬への接し方を変えることで、問題行動を直していこうと思っているんです。
で・・・この本ですが・・・
読む価値はあります。
こうお話しすると引いてしまう方がいらっしゃるでしょうが
私の考えですので、続けます。
あなたの犬は幸せですかC. ミラン,メリッサ・J・ペルティエ講談社このアイテムの詳細を見る |
この本の中には、殺処分寸前の犬が多く出てきます。
精神が不安定なんですね。
ですが、もともと不安定なのではありません。
飼い主さんのかまい過ぎなどが(物理的、精神的な)犬を不安定にさせてしまうのです。
昨日のお話を、どうぞ思い出して下さい。
保護された犬、虐待を受けた犬、こういう犬たちはまた違った不安定さを持っていますが
自尊心が育っていないという点で、かまわれ過ぎの問題行動犬と
共通する部分があるのではないでしょうか。
P124
犬が攻撃性を持つのは自然な姿ではありません。・・・
犬の問題症状を対処してやらなかったために、欲求不満のエネルギーの
行き場がなくなり、攻撃性が生まれるのです。
この本も、かなり抽象的な書き方が多いですが、
問題を表している犬を見るたびに、この欲求不満のエネルギーは私も感じます。
その通りだと思います。
だから、欲求不満のエネルギーを抱えている犬に
服従訓練を施しても、トリーツを使ったトレーニングをしても
噛む、
という問題は治らなかったりするのだと思います。
エネルギーを解消してあげないと。
ではまた、明日へ。