私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬猫ノイローゼ・・・?




トレーナーに上がってくる前の段階、
または・・・相談する場所が分からないからそのまま、とか。

その中の一つに、こういう問題があります。

「いざ、お外に出るといろんなものを怖がって歩けません」

そして・・・その問題が次にはこうなります。

「うちの仔、やたらに興奮します」
「うちの仔は、噛んで噛んでしょうがありません」
「見る物すべてに反応して吠えるんです」
・・・
というように。

一見、正反対な問題みたいでしょ?
ですが、表裏一体であると、私は睨んでいます。

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何度もご紹介している本です。ぜひ、読んでほしいな、と思います。
今日はこの本の、犬猫ノイローゼから勉強しましょう。

犬猫ノイローゼって聞いたことありますか?
おうちに迎えられた犬猫が、かまわれ過ぎてノイローゼになり、下痢が止まらなくなる、
そんな症状ですね。
人間の子もそうですね、かまい過ぎで体に症状が出ます。
母というものは適当に「飽きる」から、長い育児もくぐり抜けられるんですね~。
適当がいい、場合もある、っていうこと。
P66にこう書いてあります。

・・・とにかく子供に生きていく努力を注ぎ込み、物理的にも精神的にも“触りすぎ”の状態を作り出すことがある。


社会化期に、社会化のトレーニングを施さず、
お家の中でかまい過ぎの状態が続き、いざ、お散歩に出ても
歩けないのは当然です。
ぶるぶる震えたりする犬に「かわいそう」な気持で胸が締め付けられる飼い主さん。
どんどん、家の中でのかまい過ぎに拍車がかかります。
物理的にも精神的にも。

犬の精神は不安定になりますよ。
犬はかまい過ぎの愛情に、落ち着きは感じないみたいですね。
不安定な精神で答えてくれます。
これは、本当に犬を飼う前に知ってもらいたいことなんです。
飼い主さんの心構え、というのかな、最も大事なことです。


抽象的過ぎましたか?
明日に続きますね。

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