私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

刺激の洪水、氾濫法・・・猫慣れ

社会化とは慣らすことです。 問題行動とされる行動を直していくためにはその刺激に慣らす、 これがトレーニングですし、治療法なんですね。 で、 慣らすことには、2通りの方法があるかな? と考えています。 少し難しい用語ですけど、噛み砕いてお話しできたら、と思います。 ひとつは 系統的脱感作 問題行動を起こす対象、雷や、犬や、見慣れない人、であったり 種の違う動物(猫とか) これらを反応を起こさないくらいの弱い刺激を設定してあげて 徐々に慣らしていく、と言う方法ですね。刺激はだんだんに強くしていきます。 私の場合はこの時、おやつを使って(逆条件付け・逆制止)いきます。 参考記事;http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-186.html そしてもうひとつは、昨日もお話した 氾濫法(洪水法) です。 反応が起こる刺激を何度も与えて、反応が消失するまで続ける、という方法です。 一度に刺激をマックスにして慣らす、というか興奮状態を克服させます。

チャーリーの猫慣れの過程は、まさに氾濫法です。 かわいそうとか、 徐々にとか選択の余地なく、慣れてもらわないといけなかった・・・ ということもありますが。 猫を見て起こった興奮状態をそのままにしておくと 次からも同じように興奮するはずです。 そして、次からはもっと、パニック的になるかもしれません。 パニック・・・反射ですね。 反射には動きを止める、声をかけない、パニックが鎮まるまで 圧をかける(抱きしめる) ことが効果的なのかな、と思います。

そして、 パニックが鎮まった時点で、「よぉ~し、いい子だね~」 と優しく撫でてあげてください。 次に、おやつを食べさせてあげるのもOKです。 一番いけないのが 興奮まっただ中の犬に、 「ダメ」 「静かに!」 などと言葉をかけることだと思いますよ。 興奮をあおります。 これは日常生活でも気をつけたいことですね。 むやみに犬に禁止の言葉を与えても、それが通じていない、 ことを考えてもらいたいです。 また、なだめる言葉はどうですか?と言う点ですが・・・ 興奮状態のときは、言葉をかけないで、無言で 「パニックよ去れ!大丈夫だよ」 と支える手に思いを乗せた方がいいと考えています。

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