私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

氾濫法(猫慣れ)

昨日の記事チャーリーが猫のあられに慣れる過程を簡単にお伝えしました。 今日はその慣らしについて、補足しますね。

ただ・・・ パニック的になる犬の動きを止める、ということは 簡単なことではないことをまず、知っておいて貰わないといけません。 パニックを起こしやすい性格というのはあります。 目で、観察して、いつもと違うことに過度に集中して、 その興奮が体の反応に現れやすい=感受性の鋭い犬、ですね。 体の反応とは・・・走り出す、吠える、震える、瞳孔が開いたり、よだれが出る、といった反応。 ややもすると、 こういう反応すら、飼い主さんの制止を聞かない(聞けない)ということで 支配性 と決めつけられることがあります。

では、昨日の記事から。 >追いかけたり、襲ったり、いじめたり・・・攻撃的な行動は我が家の中では許さない それを、早急に教える、ということ。 もう、その時点で『猫がいる』のだから、待ったなしなのです。 そこで! 拘束技 あられを目の前にして、いかに動きを止めるか。 自分自身で緊張を解き、脱力できれば乗り越えられると思ったのです。 拘束技 参考記事:http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-80.html

これは氾濫法 といわれる方法です。 (反応が起こる刺激を何度も与えて、反応が消失するまで続ける、という方法) あまり勧められていませんね。虐待だと言う人もいるかもしれません。 しかし・・・ 生きているということは、日常、避けては通れないことばかりで 刺激に慣らすためには 待ったなしであることが多いですよね? だから、私はこの氾濫法(洪水法ともいいます)を使います。 ただ・・・信頼関係がしっかりできた間柄でないと無理ですね。 信頼関係のカテゴリー http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-category-8.html

明日の記事で氾濫法についてもう少し説明します。 罰的な態度で臨んでも、犬には通じない、というか 飼い主さんの信念が貫けない、と思うんですね。 継続するために必要なことは、犬を困難から救ってあげたい、その気持ちの大きさ 熱さ、ではないかな?って思います。

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