私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

脱!おやつの時は?(お散歩トレーニングの反省から)


         おやつはある?こんなに上手にすわってるよ。きっとあるよね!
            と万が一にかけるチャーリーの真剣な表情!



1月28日(水)のお散歩トレーニングで、珍しく一点だけ講義、練習をして
みました。
言葉なしでハンドサインかおやつですわらせて、というものです。
私の見たかったのは、おやつですわらせる時に、おやつを見せながらすわらせているかどうか、です。
おやつは見せないで、行動を引き出せるかどうか、がポイントです。
おやつと取引的な行動から、期待感からの行動へと頭を切り替えていくための
予行練習ですね。



1:慣らしの場面でのおやつの使用と、
2:良い関連付けのためのおやつの使用、
3:トラウマ克服の補助剤としてのおやつの使用。


この3つの目的以外におやつを使うことが犬の成長の妨げになることを
これからのトレーニングでお伝えしていこうと思っています。
(ルアーとしてのおやつを卒業する、ということです。)

新しくお仲間になる方もいますので、そういう方にはおやつを使ってもらいます。
そして上記3つの事項を徹底的に実践していただきます。

もう、3つの条件をクリアーした飼い主さんと犬のペアには
おやつなしでの犬のハンドリングを少しずつお勉強してもらおうと思っています。

なぜでしょうか?

おやつの使い方に、上手な人と、まずい使い方の人がいるからです。

では・・・まずい使い方の人とは?
かならず、おやつを見せて、行動を引き出し、
食べさせて完結する使い方の人です。
この方法ですと、犬はおやつがないとイライラしますし、
おやつ欲しさに困った行動を(飛びつき、噛みつき、吠え)をします。
犬はおやつのために行動をするのではないのです。
期待感に突き動かされて行動するのです。
そして!
最終的には、行動そのものが喜びになるように教えて行くのが
トレーニングの目的なんですね。



おやつをあげないとかわいそうな気がする・・・
こう感じる時点であなたは犬に主導権を握らせていることになるんですよ。
いつも犬の顔色をうかがわなくても大丈夫。

カーミングシグナルを学ぶことは、犬のご機嫌をうかがうことではありません。

少し厳しいい方になってしまいますが、
気持ちの弱い飼い主さんでは犬がルールを勝手に作りだすでしょう。

飛べばおやつが出てくる。
噛めばおやつが、吠えればおやつが出てくるんだな、と。

これは昨日感じた反省点です。頑張りましょう!
少しレベルアップした内容ですので、難しいかもしれませんが
報酬のためのおやつです。笑顔や褒め言葉も報酬になるはずですよね?
それらを組み合わせていく事が大事だと思います。
明日も続きます。




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はい!リード使いですよ~音譜

チャーリーとのお散歩のワンシーンです。
階段を上がりたかったのですが、リードが張れました。
なので、自然に戻って来ます。
カメラを構えていますので、落ちつけサインが出ていますね。(あくび)
リードはたるんでいますね。
匂い嗅ぎも公園ですので自由です。

ガッチャエクササイズの成果で、首に圧がかかってもマイナスの感情にはなりません。
関連付けが出来上がっていますので、その度におやつをあげることもありませんよ。

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