私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

触り慣れていないから、敏感になる



敏感すぎる肌の犬が多いと感じています。
首輪も付けられない、ブラッシングで咬む、足を拭くと咬むなど、
我慢できずに咬む行為に移るという行為は
犬の支配性ではなくて、敏感すぎる肌、と考えた方が納得できそうです。


昨日お話ししました。

これをもう少し考えてみます。

あるサイトで、次のような記述を見ました。
グェって感じで、気が動転しましたがあせる・・・さて、あなたも動転するかどうか
ちょっと読んでみてくださいませ。

>柴犬は足を拭かれるのが嫌いで咬みつく犬が多いが、
これは特に柴犬の足には敏感な神経が通っているから・・・

どうでしょう?叫び
私は息が止まりそうでしたが(止めませんけどね)納得してしまう方もいるのでしょうか?
そこまで、犬種で違うものなのか!
(そう言い切っていいのか!)

足を拭かれるのが嫌なのはコーギーもなかなか嫌がる仔が多いですよね。
「ある日突然、咬むんです」
というように・・・

大抵、突然の前触れはあるし、飼い主さんが何気に腹を立てながらごしごししたのが
追い詰められたと感じてしまったのかもしれないし、
まあ、遊びでも前足を攻撃されると、エキサイトしますしね。
急所は急所でしょう。
ただ・・・
柴だけではない。


ムツゴロウさんはこうおっしゃってました。
「柴のような古いタイプの犬は、良い方、悪い方、どちらに転ぶか分からない時期、に
丁寧に飼育しないと、性格がねじ曲がる。」
と・・・

良い方、悪い方どちらに転ぶか分からない時期、これは社会化期から思春期にかけてですかね。
私はそう理解しているのですが・・・

その時期に、追い詰められたと感じるような飼育法をしてしまうと
人に対して心を開かなくなる、
とっさのときに咬みつきを現しやすくなるのだと思います。
(警戒心をやたらに植え付ける、ということ。)

だから!

突然咬むわけではなく、必ず前兆があるわけですし、
もしそれに気がつかないようでしたら、
犬の飼育に関して、無関心すぎたと反省しなくてはいけないはずです。
犬が悪いわけではない。

明日に続きます。


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