私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

無理に挨拶させる必要はないのだけれど



ガウってするトラウマを消えさせるためには
時間と根気、が必要です。
何年もかかる。または一生治らないかもしれない。汗

そもそも、
他の犬と挨拶をさせる必要があるのか、とか
回避できるのならば回避し続ければいいじゃないか、とか・・・

考えますよね。


それはそうです。
しかし、
しかし、何度も言いますが、生きているということは
単独の生活ではないので、いつか、どこかで
必ず犬に出会う時が来てしまいます。

その時!大パニックになるのを避けるためには、
回避だけではいけないのですよね。

少しずつでも、慣らしの練習をしていかないといけないと思うのです。
グッド!
(ただ、これは絶対的なことではありませんね。
生き方ですので、飼い主さんが選択すればいいことだとは思います。)

そのためには、人が手助けをしてあげることが出来ますよ、
と私は思っています。
犬は犬同士ですが、人間が発する犬語を犬が理解してくれるように
人間が手助けする犬の挨拶様式も、犬は簡単に受け入れてくれるようです。


そのために、まずひとつお聞きしたいことがあります。
あなたの犬は、相手のお尻の匂いを嗅ぐそして、自分のお尻の匂いを嗅がせられるという挨拶行動ができますか?
ということです。

どうでしょう?

パピーのトレーニングではまず、この点の慣らしを十分に行います。

親兄弟と十分に触れ合い、遊び、学んできた犬たちは
匂いを嗅ぎ、嗅がれることは、当然の行為であり、礼儀だと知っています。
そして各家庭に迎えられて、新しい犬友達に出会って、
その挨拶行動に磨きをかけていく、これが理想です。

が!

挨拶を知らない犬がたくさんいますので、
犬が当然と思う行為が、受け入れられない(ガウッとされる)ことが多いかもしれません。
そんなことが続くと、
挨拶の仕方を忘れてしまう犬も・・・いるのですよね。
また、
初めから学んでいない犬もいるわけです。

ですのでまず、確認です。あなたの犬は、相手のお尻の匂いを嗅ぐそして、自分のお尻の匂いを嗅がせられるという挨拶行動ができますか?


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