私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬との暮らし方教室 犬の森

安全距離に左右される犬たち



昨日のお話しの中、

社会化というのは
その安全距離を狭くする作業のことを言います。


が、少しわかり難いかと思うので、もう少し説明しますね。

自然界、野生では
安全距離を広くとる必要があります。

??????????

またまた、ややこしくなりましたか?

犬というのは特別なんですね。
自然のまま生きることは許されていませんし、
長い人間との暮らしの中で、困った時は人間に支持を仰ぐ
そうすることが当然にできるようになった動物なんです。
だから・・・
安全距離が広くなければ外敵に捕獲されてしまう動物たちとは
社会化の方向性が真逆なんですね。

安全距離が広ければ、不審なものが近づいた時に
警戒することが遅れることはありません。
かなり遠くで発見して、怖い、危険だと思い、逃げることができるからです。

でも・・・
もうお気づきですね?
このような警戒心を持たせることは
犬にとってはマイナスですね?
と~っても生き辛い世界になると思います、この人間社会が。

なので、慣らして、
近づかれても平気でいられるように、
安全距離を小さくする、狭める必要があるのです。

今、お散歩でもオフリードは許されていない状況ですね。
ドッグランに行っても、囲いで仕切られています。
何が言いたいかというと、
犬たちは逃げられない状況の下、日々生きなければいけない、
という事実があるということです。

逃げられない状況で、ストレスをためないで生きさせるためには、
飼い主である私たちにできることは何でしょうか?

何でしょう?

私は、自信をつけさせること
だと思っています。
自信がつけば、他人からの安全距離の侵害にも
なんとか耐えられると思うのです。

命がけで侵入者を追い払おうと吠えることも
切羽詰まったように感じて、攻撃に転じることも
パニック的に震えたり固まったりすることからも
自信がつけば、
乗り越えさせることができるはずだ、そう思います。

信頼できる人のそばでは、安全距離が狭くなります。
そうです!
だから飼い主さんは犬の「心の港」でないといけないのですね。
そうして一つずつ、経験をして、
「な~んだ怖いと思っていたけど、大したことないね」
と犬に思わせられる経験が、あなたの傍で起こさせられれば
すべての経験は無駄ではない。自信につながります。

だから、飼い主さんは、ボーダーラインの見極めをお願いしたいです。
犬を観察、どこまでは大丈夫か、観察によって見つけてあげてください。
お願いします。

犬を通して、良い人生を送りたいと考えるすべての方にエールを。
あなたの良い人生が、幸せな犬生に、どうぞ重なりますように!


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