私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬との暮らし方教室 犬の森

安全距離、見えないなわばり。



昨日のお話の続きになります。
レッドゾーン、ボーダーライン、セーフティーゾーンの関係は
大丈夫でしょうか?

セーフティーゾーンのことを安全距離と言ったり、
社会的距離と言ったりするのかな、と自分では認識しているのですが・・・
(どうなんでしょうか?)

で、その安全距離について考えてみましょう。
何だか交通安全みたいですが、そうではありません。


安全距離というのは、
パーソナルスペースともいいます。
自分が安心していられる範囲、のことです。
見えないなわばり・・・ってこと。
何者かに侵入された時に不快になる距離、範囲のことです。
そこまでは、OK,
でもそこから近づかないで、の距離ですね。

人間にもあることは、以前の記事でご紹介したとおりです。
公園のベンチのお話や、満員電車の話ですね。

自分の心理的な縄張りが侵される感じが、
不安感やイライラにつながるのですね。

これは、犬も同じです。
犬にとっても色々な条件で、スペースが広くなったり、
狭くなったりします。

大型犬と小型犬では全然距離が違うでしょうし、
性格によっても違ってきます。
相手の近づき方によっても違いますし、
何か夢中になっているものがあるときはスペースに気を取られないかもしれません。
(誰かに侵入されても気にならない)
そのように変化するものです。

で、社会化というのは
その安全距離を狭くする作業のことを言います。


ちょっと???ではないですか?

安全範囲が広い方がその犬は落ち着いていられる
普通そう考えてしまいがちです。
(怖いものを排除したがりますからね、
初心者の飼い主さんは、特に)

その考えから(無意識にでしょうけど)、外の社会に震える犬を
かわいそうだからと、今はまだ小さいからと、
遮断してしまう事になってます。

震えるからかわいそう・・・

私はそうは思えません。
トレーニングをしていても、このことで意見が通じないと
先に進めません。

震える犬がかわいそうなのではなく、
少しくらいの刺激に震えるその経験の乏しさがかわいそう
いや、
哀れだと思います。

まだ、小さいからかわいそう、ではないのですね。
小さいときのほうが慣れやすいのです。
大きくなれば自然に慣れる、ことはありません。

ここのところの基本的な知識がないと
犬に対してとってもかわいそうな事になる
そのことにどうか気づいていただきたいと思っています。




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