私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

自ら近づくことが大切なことなんです



能動的な体験が必要だとお話しした、そのことについてです。

食べることはまさに、能動の極み。
また、匂いを嗅ぐというという行為も能動的ですね。
自らの自発的な行動です。
自分がしたいからする、簡単に言えばそうなります。
また、行動の後には良い結果を与えると犬は励みになるでしょう。


この自発的な行動をどうやってさせて、いかに褒めて自信をつけるか。

子犬を育てる上では特に重要です。

社会化期には様々な体験を、楽しみながら体験させてあげてください。
無理な事は強要しない。
これは大事です。

慣らす事に誤解がありますが,その確認。
ザ・カルチャークラッシュからの抜粋です。

子犬がある人物を危険な存在だとみなしている時に
「怖くないから大丈夫」とばかりに無理矢理その人物のところに
子イヌを引っ張っていけば、子イヌは強い恐怖反応を示し、
やはりこの人は怖い人だという確信を一層強めてしまう。・・・
子犬が怖がっている対象を動かないようにしておいて、
子イヌの方から自由に近づけるようにしたほうがずっとよい。
自分が椅子にくくりつけられている時に、
溶接用のバナーを手にした誰かがこちらに近づいてくる場面を
想像してみてほしい。
この時相手が「怖くない、怖くない、だいじょうぶ~」と言ったとしても、
本当に大丈夫と思えるだろうか。


慣らしのつもりが、怖さを定着させていないか、
今一度自分だったらどうか、を考えてください。


社会化期、厳しい言い方になりますが(個体差もありますが)
4ヶ月が目安。
これを過ぎると、社会化のトレーニングはぐ~んと難しくなります。
(不可能ではないですが)
ですので、その時期のワンコ、特に親離れ、兄弟離れの早かった仔
ショップで長い事ケースに入っていた仔は
急いでください。

その時期の仔はお家の中で興奮の限りを尽くす仔も
いざお外につれて出ると、おどおど、びくびく
いやにシュンとしていたりします。
言い換えると、お家の中限定の興奮。
お外の世界を見せてあげてください。
自分がこれから飼い主さんと生きていく世界です。
積極的に連れ出し、細心の注意を払い、豊かな想像力で犬を守ってあげてください。



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