社会化についてお話していますが・・・
お気づきですよね?
カテゴリーは「攻撃性」です。
攻撃性は(どんな問題行動も矯正より予防が大事)まず、社会化の時期の育て方が
大切ですよ、ということなのですが
伝わっていますでしょうか?
言葉が通じても、
このように拙いお話では、なかなか真意が伝わらないのです。
ましてや犬たちは、言葉が通じません。
だから、
より慎重さが求められるのですね。
犬たちの豊かな感情、(犬に感情がない、などと思っていませんよね)
その豊かな感情も訓練しないと、爆発させたり
内にこもったり・・・
言葉で表わせない分だけ 厄介なのかもしれませんね。
社会化期には、十分脳を発達させてあげるとともに、
後々まで残るような、強烈なトラウマを作らないようにしてあげてください。
そういう意味でも、犬の性格を見極めることは重要です。
これは難しいことではありませんよね。
お家に迎えて1~2週間、猫を被ったようにしている犬・・・
または、来たときからハイテンション
あるいは・・・初めから人を敬遠するとか・・・
いろいろです。
でも、毎日世話をしていくうちに、だんだんつかめてくるはずです。
犬を観察しましょう。
社会化期には、トラウマになりそうな出来事も
寝ればケロッと忘れているものですが、
繊細なタイプの犬は、脳に焼き付いてしまいます。
犬種にもよるようですね。
私が今まで見た中で、
難しいかな~と感じるのは、チワワ、柴、かな?
他にも個体によっては難しい仔はいますけど、どんな犬種でも。
こういう仔は、追い詰められることがNG。
また、騒々しいのもだめですね。
だから、ああだこうだと文句を言って育ててはいけません。
また、大声で指示を出すのも癇に障ります。
きつくリードをひくのもNGですし、人混みには酔います。
テリー・ライアン先生のお話しの中で心に残っているものの一つをご紹介します。
脳内の細胞は誕生時にはすべて存在していますが
まだ、”接続”はされていません。
環境のシグナルにより、脳内細胞の電源が入れられ、
ソケットにプラグが差し込まれるのです。
ムツゴロウさんはこうおっしゃっていました。
脳の誕生時の細胞は、使わないものは消えていく。
と。
社会化のトレーニングに必要なものは
適切な刺激です。(刺激の強さには要注意)
これを限られた時間の中(生後4か月まで)で、いかに子犬に与えられるか。
たまたま、難しい犬に当たった飼い主さんは御苦労ですが
私にしか育てられないんだから、
そのくらいの意気込みで頑張ってみましょうか。