私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

飼い犬に咬まれるという悩み



非常にデリケートな問題です。
そして解決、改善には困難な道のりであることを
肝に銘じなければいけません。

犬が咬む・・・
犬に咬まれる・・・

特効薬はありません。
また、突発性咬みつきによる事故を防ぐために
ご家庭の中だけで何とかしようと思うのは危険です。

これからしばらく、
このデリケートで危険な、しかし犬にしてみたらもっともな行為
咬み付きについて考えて行きたいと思います。

咬み犬・・・
何とも投げやりな冷たい呼び方ですね。

ある日突然、唸り声を上げるようになった、
そしてある日突然、咬みついた。
人間側はこう言う言葉を発することができますね?
では、犬は?

彼らは言葉を持ちません。
なので人間が代弁しなくてはいけないと思いますか?

それは無理です。

何故なら、何が起こったか、犬が本当に考える事を
理解する事は不可能だから。

では、
私達にできることは?

まず、嘘、偽りを述べないことです。

いつだったか、追い詰めた事はありませんか?

面白くないことがあると、犬に当たっていませんか?

多頭飼いの場合、不公平な態度で接していませんでしたか?

人に見えないところで、日常的に体罰、または言葉による暴力を
与え続けていませんでしたか?


もう一度言います。

犬は言い訳できません。

だから人間も言い訳せず、正しいことのみ話して欲しいのです。
(そうでなければ公平ではありません!)
犬が勝手に咬むようになることはありえません。
が・・・
人は少なからず、咬む犬が一方的に悪いと言ってくれることを
求める傾向にあります。
自分は悪くない・・・本当にそうでしょうか?


「犬が咬むのです」
この究極の問題行動。
専門家でない飼い主さんに何が出来るでしょう。
また、専門家が本当に解決する事が出来るでしょうか?
我々は、もしも隣の犬が咬む犬だったら・・・
何も出来ないまま、見ていればいいのでしょうか?

予防法はあるのか?
矯正できるのか?

さて、
重苦しい話題をしばらく続けます。
一緒に考えていただけたらうれしいです。



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