私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

社会化について



犬の社会化、
この言葉もだいぶ馴染みのあるものになってきたでしょうか?
う~~~ん、
まだまだでしょうか?

頭ではわかっていても
実践を伴っていなければ前進はあり得ません。

動物には社会化期が存在します。
なぜ、存在するかと言うと、身を守るためです。
???
ですか?ですよね。

では簡単に説明します。

社会化期の特徴は、好奇心が警戒心を上回っている時期です。
この時期に何が必要かというと
これから生きていくために自分にとって必要なものに馴染むためです。
同種や、犬で言えば自分を保護してくれる人間の存在になれる、
ということですね。
後は、自然現象であったり、生活習慣にも馴染まなければなりません。

社会化期が終わりを迎えると、
警戒心が現れ始めます。
これはなぜかというと、いつまでも好奇心ばかりでは
危険だからです。

野生の動物ですと他の天敵に狩られてしまいます。
だから、危険な存在には近づかないために警戒心が現れて
逃げるのです。

だから、社会化期の間に、慣らしたいものには
積極的に慣らすように努力しなければいけません。
そうでないと、本来危険ではないものに警戒心を抱くようになるからです。
まれに、
本当にまれに
生涯社会化期のような、永遠のパピーのような仔もいます。
が、まれです。
すべての犬が、社会化されなくてはいけません。

これにはブリーダーさんの役割も大きいですよ。
ただ生ませるだけではいけませんよね。
子犬たちにとって初めて接する人間としての責任は重大です。

また、ペットショップ。
最近パピー教室を開催するお店が増えているようですが
もっと大事なこと、
早すぎる親離れのパピーの販売はNG、であることに
留意していただきたい。
親と過ごすことが最も大切な社会化なのです。
面倒見の良い親(だから性格の良い母犬でなければ繁殖はNG)と
一緒に過ごすこと、
この中で犬は犬としてのルールやマナーを学ぶのです。

それが出来ていないから
今飼い主さんたちの悩みが大きいのではないでしょうか?
飼い主さんの真摯な態度に
やはり真摯に対応することが、我々の努めのはずです。

Copyright © 2021 私は社会化のドッグトレーナー All rights reserved.