リーダーシップを発揮してください、
犬をリードしてあげてください、
犬のリーダーとして毅然と生きてください。
こう告げると、躊躇する方が多いのはどうしてでしょうか?
犬のリーダーになるということは、
恐怖を使って(暴力で)犬を従えるということでは
ありません。
犬に暴力を使う人はむしろ犬のリーダーにはなれません。
犬は恐れているだけです。
リーダーになるということは
尊敬される存在であるということ、
あなたに従って安寧を得たいです、という犬の気持を育てる
ということです。
昨日の記事で
「私はあなた(犬)を守る」
ということを行動で示す、とお話しました。
犬を守ることがリーダーとしての
究極の努めなのです。
では具体的に・・・
あなたの犬が他の犬連れの方に吠え立てています。
そのときとるべき行動は?
「ごめんなさい、ごめんなさい」
といつまでもぺこぺこしないでください。
あなたがうろたえたら、犬はあなたを弱い人だと認識します。
あなたが取るべき行動は、
「ごめんなさい」
とひとことあやまり、犬をその場から引き離します。
そして座らせ、顔をあなたの方へ向けさせ
吠えてはいけないことを告げます。
「簡単に言わないで~」
はい、そうですね。私にも簡単ではありません。
よくわかります。
しかし、これを続けない限り、あなたの気持は伝わらない、
そればかりか、犬があなたの前に出て
あなたを守り始めてしまうでしょう。
なぜなら、あなたは犬が吠え始めると
うろたえて、他人にぺこぺこし、制御すべき犬を
そのまま吠えさせているからです。
毅然と、普段の生活でも、命令される人ではなく
いけないことはその場で矯正する。
それを続ける事によって、必ず言う事をききます。
吠えるという衝動を抑えてくれます。
なぜなら、あなた、リーダーがやめろと告げているからです。
犬は非常にシンプルです。
従うか、従わせるか。
同じ布団に寝ると権勢症候群になるだとか、
ソファーには乗せるなとか、
そんなことはリーダーになるために何の意味もない、
と思っています。
大切な事は、普段の犬への接し方。
だから、リーダーになることに躊躇しないで欲しいです。
リーダーになるということは犬との生活を
寒々しいものにすることはありません。
むしろ、犬を安定させ、良い関係ができるはずだと思います。
その積み重ねによって「うちの子」になっていくのです。
具体的といいながら具体的ではなくてごめんなさいです。
が、大切なのは飼い主さんのリードの仕方なんです。
頑張りましょうね~