私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬が「うちの子」になる時




犬は家に迎え入れた瞬間から
「うちの子」になるのではありません。
犬は少しずつ自分の居場所を見つけ、馴染んで
飼い主さんと心を通わせられるようになります。
その結果、「うちの子」になるのです。
このココの写真を見てください。
上が来たとき。5ヶ月。
下が今です。




えっ?首がたるんだ?
そんなところは見なくてもよろしい。
じゃなくて、目つきに注目です。

来たときは目が鋭いと思いませんか?
不信感に満ちたような目。

それに比べて今は・・・とろけるような目をしていますよね。
すべてを人間に任せて、自分は生きる事を楽しんでいる目です。
信頼関係が出来上がった、ということでしょう。
犬をぜひこの状態になるように、してあげてください。

そのためには・・・
前もお話しましたが、命令される飼い主ではだめです。
「いいの、私は命令される人で。」
と考えている人はいませんか?
なぜそれがいけないか、このブログを読んでくださっている
方でしたらもう理解されていると思います。

犬がもしも、人に命令する立場だったら、
主導権をにぎっていたら、人間社会のいろいろに犬自身で
立ち向かわなければなりません。
そのストレスを考えてみてください。

人が命令することに躊躇は要りません。
犬は命令されて安心感を抱くようになります。

犬に命令できない飼い主さんの元では
「しょうがない、リーダーシップを発揮するしかないな」
と重い腰をあげるのです。
犬自らが、リーダーになるのではありません。
人がそうさせるのです。

だからこそ、日々の接し方が大切なのです。
「私はあなたを守る」
そのメッセージを行動で示さなくてはいけません。

明日は、その行動で示すということの具体的な方法を
お話してみたいと思います。



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