私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

社会化



2006年の6月、愛護法の改正により
しっかり離乳した犬を販売するという努力義務(?)が
犬の販売業者に課せられました。2ヶ月以上の子犬を
販売するように、ということです。
・・・が、生後何日、と明確に記述されていませんので(義務
ではありませんし)
未だに生後40日くらいの子犬がペットショップなどに
並べられています。
この頃の子犬はまったくかわいらしいので、
見た人は、つい衝動買いしてしまうようです。

新生子の目が開くのが生後10~14日。
20日もすると、耳が聞こえ始め、よたよたと歩き出します。
そして、一ヶ月目からは、社会化の前期です。
この時期母犬とのふれあい、教育、兄弟犬との遊びを
とおして、犬の社会を学びます。
また、ブリーダーが積極的に関与して、人の手に人の存在に
慣らす時期でもあります。
1ヶ月~2ヶ月までは、社会化の前期ですね。
ですからこの時期にもう売りに出されている犬は
犬としての慣れ(=社会化)ができていないのです。

そして、2ヶ月~3ヶ月、社会化の後期には
飼い主さん自身によって人間社会に慣らしていくわけです。
この時期は好奇心が恐怖心に勝るので、
いろいろなことにどんどんチャレンジできます。
おすわりやふせ、まてなどはまだまだ教える必要はありません。
まず、犬を取り巻く環境に慣らす、
飼い主さんは、自分を守ってくれる存在であることを
態度や行動で示す、
将来必要な、お手入れにならす、お手入れ道具に慣らす
獣医さんにいっしょにご挨拶に行く(最初は注射とか
せずに、一緒に遊びに行く感覚でいいと思います。病院の
方たちと親しくしましょう)。
などなど・・・
工夫を凝らしてわんこを社会化してあげましょう。

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