あられがやって来て1週間、チャーリーの頭の中はあられのことで一杯。
存在がいまいち認識できない。
もっと近くで思いっきり匂いをかいで、確かめたい。
できることなら、追っかけまわしたい。
・・・と思っていたのでしょうね。
朝起きると、すっとんであられのハウスの前に行き、動けば吠え立て、あられが鳴けば吠え、
「お前いつまでほえるのよ」と途方に暮れる日々。
突撃することはなくなったけれど、
あられの顔に自分の顔を近づけては吠える、吠える。
「あられ、お前よく平気だね」
って、吠えられたって、頭ごとチャーリーの口にいれられたって全然何処吹く風のあられでした。
回虫の治療、風邪の治療、カラスにやられた目の治療・・・
おまけにチャーリーのお相手だもの。
たいへんだったよね。みんなね。