チャーリーは猫が嫌いです。
容赦なく追いかけます。
だからあられが家にやってきた時のストレスは、とっても大きかったことでしょう。
こんな時、子犬の社会化であれば無理なく、
フードをあげながら・・・、といったところでしょうが、
そんなのんびりはしていられない!
なんせ相手は子猫。
運が悪ければ、致命的な結果になりかねないのだから。
私の目が行き届かない時は、
けっしてあられをハウスから出しっぱなしにはしません。
あられをハウスから出す時は、必ずチャーリーを押さえていなければなりません。
チャーリーの目はほとんど獲物を狙う目になっているんですね。
犬はあなどれません。
とてつもない力で私の手を振りほどこうと必死です。
「だめ!」「いけないの」、チャーリーが抵抗するたびに制止します。
「あられは獲物ではなく、これから仲間になる存在なんだよ。」
必死の攻防が続いたのは1週間ほどでした。
ある日、私がつかまえていなくても突撃しなくなったのです。
それまであられの鳴き声を聞くだけで狂ったように吠えていたチャーリーが
あられの存在を少しだけ認めた瞬間です。