昨日は今年最後の散トレを小田原で開催しました。
街歩きの前に名前を呼んでおやつのデモ。
CDS認定アドバイザーのてりままさんにお願いしました。
そして今挑戦中のあれ母さんにもお願いしました。
犬にも感情があるよと言いつつ、感情を無視した方法にどうしても傾きがちだと思います。
犬的にはどうなんだろう?
というのは、犬はどう感じるだろうか?と同義ではないかなって私は思って取り組みをお願いしています。
「名前を呼んで強制的にアイコンタクトさせているのは強制」
って・・・。
そんなことを求めているのではないわけですね。
しっかり学んでくださいね、とお願いしているのは、
名前に良い感情がわくように。
ということです。
だから名前を呼んで何かさせておやつではないよ、っていうこと。その取り組みの意味を徹底的に自分に落とし込むための自分のトレーニングで、犬たちはそのまま。受けてなんですね。
トレーニングと言うと自発的に行動させてがセオリーですが、家庭犬のトレーニングで最も求められるのは
○○しないで落ち着いていてほしい、
という何もしない状態の強化です。
自発的に正しい行動を行う基礎として、犬がそのままで愛され、だから愛されるためにあれこれ人にお伺いを立てるかのように行動を繰り広げなくてもいいんだよ、求めているのはそんなことじゃない、という・・・。
犬を迎えた当初、犬を目の前にした当初、感じた思いをずっと持つための人側の取り組みと言ってもいいと思います。
そういう人の元で犬は心底落ち着いて、さて、じゃあ何をしたらいいのかな?
と前向きに考えられるように育って行くと思います。
人と犬の群れ、一時的にできるパックの中で、穏やかな叱られない空気は自発性を生むと思います。