長いこと、咬んだ飼育放棄だ病気から来る攻撃性やいろいろな症状だと、
そういう難しいケースに対処し続けてきました。
ドッググッズショップのお店番をしているときは、パピーの飼育相談やお悩み相談を毎日受けることも並行していました。
犬のトレーニングといってもいろいろです。飼い主さんにこの問題は誰に相談すればいいのか?はまず判断できないのは仕方がない、そのくらいいろいろな方法を持ったプロが存在します。
訓練競技や各種専門的なトレーニングは私の範疇にはないわけですが、家庭犬のしつけや問題行動というのは、いささか軽く見られているような気がします。
警察犬の訓練ができれば家庭犬など簡単~、っていう人もいるんですね。
ダンスができれば家庭犬がうまく育てられるか?
それはちょっと別物でしょう。
甘噛みしました吠えました、その時どうしますか?
スワレとかフセとかさせれば直りますか?
そういうものではないです。
主従関係をきちんと作れば犬は言うことを聞きますか?そういうものではないです。
基礎的なコミュニケーションは、子犬がただそこにいて安心と感じるかどうか?の上に成り立ちますので、犬を安心させられる環境について学ばなければそれを提供することは難しいのではないかと、常々思っています。
仔犬は特に、興奮しやすく。
怖いイライラするお腹が空いた眠い…いろいろな事で興奮しやすいのです。
飼い主が下だから、飼い主がかまうから犬が興奮するのではなく、子犬だからです。
とっても簡単なことをしっかり頭に入れて、子犬時代に「やめてね」と穏やかに言う飼い主さんの言葉に、「やめてね」と穏やかに制止する飼い主さんの手に、注意が払える犬さんに育ててほしいです。
犬も人も同じように育てて間違いはないと思います。
たくさん触れ合って声をかけて。そして疲れて眠る。日一日と脳が成長し人間との距離が縮まってくると思います。
何となく窮屈になってしまっている犬育てをもう一度普通の感覚に戻したくて、犬の学校を立ち上げました。
少しずつ家庭犬の問題などお話ししていきたいと思います。