私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

リーダーウォークに費やす日々がいずれ空しくなる、と思う。必要ない。もっと違う方法がある。

 

私のルーツ的なもの、その書籍を先日ご紹介しました。こちらですが

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ハーネスと3メーターリードの流れはトゥーリッドルーガスさんから派生しています。 YouTubeで検索するといろいろ出てきますのでご覧ください。

リードワーク・・・リード使いですね。

たかがリードですが大事です。ショップで初めて犬を飼う方に対応していて見えてきたこと。

何でしょうかね? 多くの犬は外の刺激で先に先に歩いたり、あっちこっちふらふらするのが常だし、ひょっとすると動かずに固まってしまうかもしれないじゃないですか?

その時、飼い主的に何を思うか?

「犬を傍に置けるように」

短いリードなら物理的に傍に置ける、ということから短めのリードを疑問を抱かずに選択します。

長いと犬との距離が開いてしまって不安なのですよね。

リードをまとめて握る、という発想もなかなか生まれない、 ということなんでしょう。

犬が前に行けば横に行けばまたは後ろに下がれば手首をスナップして(これがリードショックと同じものです)犬を横につかせるためにリードで操作しています。 これも無意識で行っているので、まずは意識していただかないと直しようがないのです。

そして・・・無意識というか思い込みの部分ですね、リーダーウォークによって犬は人間の言うことを聞くようになるとか 主従関係ができていれば犬は横について歩くとか、巷に流れるリーダー論的な発想を一掃するところから始めないと ゆるいリードで犬と歩く、本当の意味で犬も人も自由、な歩行は得られないと思ってます。

「ついてね」 といえば、またはここはつかなければ、と犬が自発的に「考え」て横につく。 そのような歩行が「犬と暮らす」上で大切なことではないでしょうか?

強制的に犬をスナップして横につかせようと頑張り過ぎるから、ハンドラーが後ろからリードのテンションをかけすぎるから 引きが強くなる と考えています。

どうしてもリードの張りを強くしてしまう飼い主さんの犬は前のめりで歩きがちだと見ていて思います。

●内容:リードの持ち方・体の使い方・グッパーについて・インターセプトの方法 犬の止め方・方向転換・1,5メーターリードと3メーターリードの違い・・・などです。

こんなところを予定しました。

参加犬によっては10メーターリードを二つ連結して使う必要が出ることもあります。 チャーリーの場合は3歳ころまで10メーターリードを使って毎日練習していました。 元気が良ければ人の歩くスピードが物足りないものです。盲導犬育成の多和田先生は書籍の中で最初は走れと そう書いておられますが私も賛成です。

大型犬はすぐに体も大きくなってきますので、しっかり走ってあげることが後の引張り防止に役立つはずです。 反対に言うと、走れないようだと犬を飼うのはしんどいのかなと思います。 が、最近犬が興奮するから走らせないとか、止めることにムキになる方が多いですね・・・?

犬のフラストレーションをためますのでむしろストレスを与えているかと思います。 エネルギッシュな犬はそのエネルギーを出したくてうずうずしているものですから、正しく発散できなければ 破壊的な活動を見つけてそちらにエネルギーを発散することに勤しむのではないでしょうか?

またそれも制止されれば 非常に飼育し難い犬と、飼い主が感じるようになってくると思います。するとさらに興奮を鎮めなければいけないと考えて 犬を止めて止めて、刺激を与えないように・・・。 と悪循環になりがちではないでしょうか。

そういう点でも中庸を心がけていただきたいなぁと思ってます。

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何年か前に神野あきらさん(女性です)のセミナーに参加したことがあり・・・。トゥーリッドルーガスさんをメールでご紹介したことがあって、そこからきっといろいろお勉強してこの内容を練り上げられたのだろうなぁと思うんですね。 とても良い本だと思います。 リードワークについても私も同じように考えてます。 よかったらどうぞ。

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