そして何気に 続きですが。
そうです、 吠えかかりにもしクリッカーを使うとしたら ですね。
この中で
上記の場面でもし吠えたら?ということですが、 まず吠える前に この場面では絶対に吠える時にハンドラーさんが何をしなければいけないと思いますか? そう、リードのテンションを解除します。 すると吠えない。 そこでクリックでも良いし、吠えなかったら名前を呼んでアイコンタクトしたらクリックでも良いでしょう。 吠えなかったらクリック、の方がより上級かなと思います。
と書いていますが ここで…問題が発生することが多いです。
どこででしょうか?
吠えなかったら名前を呼んでアイコンタクトしたらクリックでも良いでしょう。
ここです。
どこがどう問題になるかというと・・・。
少なからず、こういう質問が出ます。
と・・・。
クリッカートレーニングで一番最初に行うことは何でしょうかね? そうチャージングです。
ただし、鋭い音と名前とでは受容器(脳ですが)の感受する部位や伝達に差があるのではないかと思いますので 犬がハッとする音としては名前は役不足なのかもしれません。
なので吠えかかりの時はなだめるような呼び方よりも 興奮を鎮めるために力強いはっきりした声で名前を呼ぶといいと思います。 恐怖をなだめる、興奮をなだめる 反対のなだめ方が必要ではないでしょうかね。
以下は本日のFBでの投稿。 社会化についてをまとめてみまっした。
これがいわゆる社会化の作業です。 サイトより 『もうひとつ重要になるのが、動物が、知らない場所、知らない人、見たことのない物、聞いたことのない音、感じたことのない触感、これら、動物の目の前に現れる刺激に慣れ、鈍感化することです。(これをDesensitization《脱感作》といいます。)
このDesensitizationは6月のコラムお話した、レスポンデント条件付け:嫌子での恐怖、嫌子を取り除く手続きとほぼ同じです。
動物が新しい刺激に対して嫌悪感、恐怖心を持たないよう、レスポンデント条件づけ、オペラント条件づけを使って、動物にその刺激を少しずつ提示していくという手続きです。』
このサイト何度もご紹介していますが熟読されるといいと思います。 リンク先はその中(下記サイト)のハズバンダリートレーニングのところです。 ハズバンダリートレーニングはレスポンデント条件づけ=古典的条件づけ)の理論が基礎になっています。
http://www.dolphinspacific.com/top-j.html
犬が新しい刺激を見る時 新しい刺激と大好きな食べ物の対提示、って 新しい刺激を見て(または犬の場合は嗅いでという作業が重要だと思いますが)次に大好きな食べ物であるわけですから レスポンデントとオペラントと両方の条件づけということになりますね。 ここでレスポンデントの重要性を理解していないと、見る、嗅ぐという行動に対して置き換えの気持ちが強くなりこちらを見させるとか、座らせるとか、フセさせるとかの強制チックになってむしろその嫌な辛抱させられた行動と新しい刺激の対提示(=レスポンデント条件づけ)となってネガティブな感情を作ってしまうのだと思います。
ここの考え方をきっちり作って社会化に取り組んでほしいと思います。 次回の横浜座学は吠えや攻撃性を予定していますが、その行動を置き換えるという発想が如何にネガティブな感情を作り出しているか、 そこに気づくと何をすべきかが見えてくるかなと思います。