私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】負の弱化

ブログを始めて、いきなりインターセプトの概念をお話しして、それが支配的と感じる方に、 いやそれは違うし、でも、では、何をどうお話しすればいいのかなということで 学習理論になり、カーミングシグナル等のボディランゲージになり。 自分がどう学んで今この自分があるのか、ずっと見守っていてくださった方には 「ようやくここまで来たね」 と、きっと感じてくださるでしょう。 上っ面、そして時々覗いて自分の気になるところを見たい人にとっては ただの支配的な態度に映るでしょうかね。 私が最も嫌い支配(=コントロール)は負の弱化的な、お気に入りを取り上げる方法なんですよね。まだ犬には正の弱化の方が受け入れやすいのではないかな、と思います。(行き過ぎた罰はNGですけどね)

身軽になったチャーリーを連れて(という気分で^^;) 今日は圏央道を通って高尾山に。 びっくりするくらい早くついて・・・

ケージを借りてココを入れてケーブルカーに乗り、降りて頂上まで登ってきました。 先ほどFBに投稿したものから、負の弱化について思うところをお話しさせてください。 学習理論で4つの法則というのはご理解いただいているかと思います。 正の強化 正の弱化 負の強化 負の弱化 です。 強制系の訓練に於いては、正の弱化、負の強化が主に使われ、これをベースに 正の強化を取り入れて、褒めるしつけとうたっているところが多いのかな。 ただし、行動をやめさせたいという悩みに関して、正の弱化として罰を用い、咬みに関しては最終的に直らなければ 負の弱化の強烈な愛情遮断を持ってくるかと思います。 それに対して、いわゆる陽性強化と言われる方法では 正の強化を主体にしていますが、弱化に関しては負の弱化 飼い主がいなくなる、等、犬のお気に入りを取り去る、資源をコントロールするという方法で対応するのかなと思います。 私が行動を弱化させるときに主に使うものは 正の弱化 インターセプトやホールドラッピング、名前を呼ぶ等で、行動の後に働きかけて 行動を減らしていこう止めよう、という取り組みをお願いしています。 が、正の弱化。 弱化子=嫌子は、行動の後に表れて行動が減るもの=犬が嫌なもの と定義されているんですね。 ただし、インターセプト等の働きかけは私的に嫌なものではないようにまずは対提示(古典的条件づけ)で しっかり犬のカーミングシグナル並みの刺激に仕立て上げたい、という希望を持った取り組みをしています。 で、弱化子だけど罰じゃない 叱らないというのは、罰ではない弱化子で行動を減らす取り組みではないか? と・・・ お話しさせていただいた所以です。 負の弱化って・・・ 優しい弱化法と言われていますけど、いかんせん姑息な印象がないですか?最も支配的な感じがする。 犬には理解不明、フラストレーションがたまるのではないかな?って。 そう思うわけです。 ここのところをはっきりさせたくて(できるのか?^^;)まだまだ学び続けたいと思っています。 明日から7月ですね。早いですね~。 また来月もブロマガ、どうぞよろしくお願いいたします。

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