私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

自己主張性型攻撃を伴う要求の仕方

昨日のTwitterのつぶやきから。

要求が自己主張的な攻撃を伴う場合について、明日の記事にしてみようと思います。咬みだけでなく、吠えも、飛びつきも形は違うけど自制がきかないが故の形だと思います


おやつを使うトレーニングで、

「ほ~ら、だからおやつを使うのはダメなのよ」
と言われやすいケースが上のケースです。

行動治療で
自己主張型攻撃性
と診断される攻撃性があります。いわゆる・・・わがまま^^;なんですけど。
人間も2~3歳児くらい、子供によっては幼稚園児くらいまで
思い通りにいかないと泣いてわめいて、家族を叩いたり
という子供がいますが・・・私の中ではそれと、犬のわがままはかぶります。

衝動を抑えることが苦手な素因を持った個体が、それを自制させる教育を受けさせられないと
いつまでたっても、自分の主張を叩く、で通すのかもしれませんが・・・
人間社会では様々な環境がその個体を教育するので、年と共にそれは抑えられて行きます。
人を攻撃すると「損」であることを身を持って学びます。
道徳心が学ばせるという例は・・・どうでしょう?理想ですがあまりないのではないでしょうか。
叩くが、言葉による暴力やいじめに形を変えるということは往々にしてあります。
損を学んだ結果、でしょうか。
ただ、病的である場合は投薬治療が必要でしょう。話が逸れましたね。

犬も・・・
教育されなければいけないのです。
犬ですから言葉が通じませんので、そのわがままは年と共になくなるか?
といえば・・・?なくならないですよね。
要求を聞きすぎる飼い主さん、
「ああ~、分かった分かった、今あげるから」
と、犬が見る、ねだる、不機嫌になると、ご機嫌を取るかのように物を(おやつを)与え、
一転攻撃(噛みが)でると・・・「NO!」と叱る・・・
いけない行動をNOで叱っても、飼い主さんの行動がNOであると教わらないために
延々犬と飼い主さんとの関係は・・・ちぐはぐです。

おやつ云々ではないことに気がつかれませんか?
そうです。
飼い主さんの行動がNGなんですね。
飼い主さんの行動を変えないで、じゃあおやつをやめたとします。
ある問題はそれで解決するかもしれない。でも犬からの要求はそのままなので
何が変わるかといったら?
飼い主さんの叱りが増える、ということになります。
それで上手くいくこともあり、ますます問題がこじれることもあり。なかなか難儀です。

こういう(要求に飼い主が右往左往する)関係のことを、多くの場合
飼い主が支配されている、というのでしょう。
「いいの私は犬のリーダーではないから」
と言いつつ、NO,NOいう方の多くは・・・残念なことに自らの行動を省みることが今一つ欠けていたりします。
まずはNOを言わない。
すると、何をしなくてはいけないか?

正解を捉えてそれが正解であると伝えなくてはいけないわけです。
だから、人が正解を待つのですね。間違えを待つのはNGです。NOしか言わない方は
間違えを待っているようなものだと思います。
間違え(わがままの場合は必要以上の吠え、飛びつき、咬み)は徹底的に無視で。
無視はどうやればいいのか?・・・は明日お話しします。



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