私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬との暮らし方の基本

家畜化の流れを踏む

犬の場合は愛玩化、というべきでしょうか・・・日本ではほぼ使役犬を除いては
愛玩目的というわけですから、愛玩化と言うべきでしょう。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E7%95%9C%E5%8C%96

人間の管理下での繁殖の過程において、それらの動物には様々な変化が起きている。その一部は、より有益なものを選んで繁殖させるうちに、その特性が強化された、いわゆる品種改良の結果である。しかし、それ以外の部分にも共通してみられる変化が生じており、これらの変化を総じて家畜化と呼んでいる。

愛玩化の流れを踏む。とは・・・

人間の管理下(正しい管理の元)、品種改良をし、好ましい変化を生じさせる過程を踏む、
と私は考えています。
その犬はその犬ですでに目の前にいる。
諦めるのではなく、その性質、傾向を受け入れてより良い方向に導く、ということ。
人間が導く、ということ。その可能性も含めて。
その犬一代のうちにそれを目指そう、という思いを込めて。

犬との暮らしはこちらからの取り組みがいかに重要か、ということだと思うのですけどね。
気長にね、ということも。

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親と言うものは、港であるべきで
社会に出れば否が応でも厳しさを受けるものですから
厳しさをわざわざ親が与えなくても良いじゃないか?というのが子育て犬育ての私の基本。
ただし、厳しくしない=甘やかすということではなくて、自分で考える力を養わせるために
叱責で委縮させない、と言う意味です。

動物たちの子育て・・・
お母さんの足元で不安げな子・・・
勇気を振り絞って足元から離れてみる。怖かった。そしてまた足元に逃げ帰った。
逃げ帰ったことを母は叱りません。
ペロペロ舐めたり、おっぱいを与えたり、安寧を与えるのですね。

私たちが犬を迎える時、子犬であろうと成犬であろうと、基本はこの母のように振る舞うべきではないでしょうか。

ところが・・・
どうでしょう?
しつけ本の通り、犬をしつけようと躍起になるさまは、犬にとって理解不能、キャパの小さな子にとっては
怖い、ここは安心でない、敵なの?・・・って思うかもしれませんよね。
だからこそ、しつけというのは叱らないで確立させなくてはいけないわけです。
正しい行動をした時に褒める、それに集中するだけで大丈夫ですよ。
失敗を叱らなくても犬は不良^^;にはなりません。
安心して犬育てしてください。
ただし、犬は言葉を使わず、犬としての感情の表現方法をします。
犬独自の行動様式があります。人にとっては疎ましい行動も犬にとっては間違いではない。

それを理解しなければ、その犬の気持ちを理解することは出来ないでしょう。
犬としての感情の表現方法を学ぶ理由はそういうことなんですね。





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