私は社会化のドッグトレーナー 第3章

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

本当に何度でも伝えたいこと

明日は秋ケ瀬お散歩トレーニングです。
11月は道満でドッグランでのオフリードトレーニングも開催します。
ので、明日の参加者は少ないということで、また早めに〆切って
座学兼散トレにしてみようと思っています。

テキストをお持ちいただきます。(手元にある方はお持ちください)

私は社会化のドッグトレーナー もう、バカ犬なんて言わせない
夏目 真利子
文芸社

リクエストで、
私が家庭訪問する時の犬との接し方(基本散トレでもお店でもどこでも同じです。人間に対しても
猫にも、すべて基本姿勢は同じですが^^;)
実際にワンコさんがいるので、グッパーを実地練習するとか。
後は、正解を与える方法について、
ということは・・・叱らない、についてのお話しになりますね。

犬は叱らなければ分からない、
叱って分からないのなら叩いて教えなければいけない
と・・・
では、あなたが始めて何かをする時、出来ない時叱られてそれでもできなくて叩かれるということを
想像してみましょう。
人間だから話せばわかるから?と?
今でも人間に対しても叱ったり叩いたりは当然と考える人もいます。

甘いから叱れないのではないのですよね。
正解の与え方を知っているから叱らないで済むわけです。

叱るというのは・・・
NO!
で否定するということです。
その行動は「違うよ」と教えることは叱ることではありません。
なので、教える時にはNOを使わないで、ではどうしましょうか?
ということなわけです。そこで、犬は、犬同士はどうやって意思を伝えているのだろうか?を考え
人間が同じようにするためにはどうしたらいいか?を考え
人間も犬の言葉を使うことがあるし、
人間の言葉が聞けた方が君たちはもっともっとハッピーだよ、を教えられたらいい、
ただそれだけなのですよね、基本は。
その基本をもとに、それぞれに合った方法を見つけていただくということ。
人道的な方法を。
それによって緩やかに行動は改善されているのに、時に人はあまりにも性急に多くを犬に求めます。
自らの努力は面倒だし、一完成を貫くことも学ぶことも面倒になって
犬に優しく人道的な方法を見切ってしまうように思います。
それは見極めとは言わない、そう思います。

犬に求めるのならば、飼い主も努力しましょう、という気持ちを持った方が集まるとすがすがしいですよ。^^;
そこには叱りがありませんから、犬ものびのびと自らの立ち位置で次第に周りを観察できるようになります。
大きな問題を抱えている犬も、一年二年、緩やかに変化を遂げ実はその緩やかな変化はいずれ
劇的な変化につながるということを私たちプロには想像できても、なかなか飼い主さん的には辛抱がきかずに、
ついついNOを多用する結果に舞い戻ってしまいます。
すると犬は、何も変化していないことを悟り、やはり人間にはコンタクトを求めない結果につながり
人が犬の言葉を話すなどとは考えもしない、そういう一人旅を始めます。

まずはこちらの言葉に耳を傾けられる犬に育てましょう。
そのためには、NOを堪えて、YESを与え続けましょう。
これが私が何度もお伝えしたいただ一つのことです。


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