私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

行動をやめさせるときには穏やかな声で否定しない

smallcountryさん が、昨日コメントして下さったので ご紹介しちゃいます。 >チャーリーママさんにお会いしたことがある方でしたら いいこね を想像つくと思います。落ち着いた低めの柔らかい声。思春期の俺様ちゃんを前にした当時の私に、チャーリーママさんは声のトーンの重要性を教えて下さいましたよね。いいこね と声をかける時の声のトーンについても是非皆さんにアドレスされたら、さらに救われる方が増えると思います。

以前虫一郎さんも記事にされていましたね。

胸声・頭声のお話→http://bard.jugem.jp/?eid=414#comments

トレーナーさんの中にはかなりキンキン声で、 ま~、テンション高めの方がかなりいらっしゃいますが・・・ 私的には疲れます・・・ 動物的な人なので、そういうテンションの高さはパスです。

なので、犬もそうだろうと思いますよ。 低めの声で抑えた声で接してあげてください。心が落ち着くはずです。

心のざわついた時も甲高い声で「いい子ね~」って言わないで お年寄りのような声で接してあげた方が、心は休まるはずです。

「キャ~可愛い~」って大騒ぎすると、犬はバタバタと一見、喜んでいるように思いますよね? それは違うんですよ。

それは喜んでいるのではなく、興奮しているのね。 興奮させる声は犬のためにはなりません。 ここ、女性は特に気をつけていただきたいところですね。 家庭犬は、どちらかというとしてもらいたくないことをやめさせる そんな取り組みが多いと思うのです。 そういう時、行動を制御するときには、犬を落ち着かせる声を心がけてください。

また4月27日の虫一郎さんの記事の中の (犬がくわえたモノを放す方法・http://bard.jugem.jp/?eid=538から。)

>私が守っていたのは「愛情」だったのだと思います。 おもちゃを取り上げられること=愛情が取り上げられることでした。

ここにね、胸が詰まっちゃった私を笑って。(笑) 基本的に私は寂しい人なんだと思います。 心の真ん中に空洞があって、それはどんなに自信をつけたところで 埋まらないのかな~、って感じています。 それは、きっと 他から与えられるべき肯定されるもので埋まるもの、だからなのかなって。。。 それも特定の誰か。 人だったら親だし、犬だったら飼い主。 埋められてそして自信がつき、本当の安寧が生まれる、 ということでしょうか。 またまた虫一郎さんのサイトから。プロフィールですね。

http://bard.jugem.jp/?pid=1 そこに亮子さん のサイトからの記事が抜粋してあります。 その中のひとつ。

>●行動を禁止(してはいけない)するのではなく、行動を制止(やめさせる)できることを目標にする。

ここに注目。 行動を制止、やめさせるということですが、 トレーニングの世界では 「ノー」 を使うかな? もう少しゆるいと 「あっ!」 とかの音を使うかな? 私の場合は・・・ 名前を呼びます。 叱り口調ではもちろんないですね。普通に呼ぶ。 呼ばれたらいつもおやつでしょ~? だから、結果的に行動を制止できるのね。 好都合ではないかな・・・? でも、トレーニング、というくくりの中で、受け入れられないのはどうしてかな? それが犬が生き難いことにつながると私は思います。 トレーニングっていらないんですよ。実はね。 犬に何かをするって僭越でしょう。犬の何かを直す、ではなく してほしくないときに我慢することを学ばせる・・・ 家庭犬にとっては、制止すべきことが多いですよね。

でも、制止の言葉を多用すると、自分で何かをする、その意欲ってそのまま残るかな? それは疑問です。

だから、 止めるというより、こちらに意識を持って来させられればそれで十分。 だから名前を呼んだり いい子ね~で、なだめて、持ち上げて(笑)

お利口さんは何をすればいいかを 犬に選択させればいいのです。 否定されないから脳にショックの電流が流れませんので 意欲はそのままなんですね。 だからどんなナイーブな仔も前向きになれると思います。 肯定されずに、空っぽの壺を抱えて生きる、そんなシャイなワンコさんにも 自信を持たせ、また肯定感を持たせ、自信の壺を満タンにしましょう。 心地よさでね。

 

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