私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

ハーネスでのリードワークの一つの方法

ハーネスを使っているとリードワークが難しいですか? では、首輪でしたら・・・ 簡単ですか?

犬の行動を止めて、特にインターセプトしながら方向転換の時など 首輪で合図して、頭をコントロールして 体も動かす、という方がハーネスよりも楽、 そう考えられていますね・・・

でもそれは、相当リード使いの上級者の話しですかね。 初心者さんにとってはどっちも同じでしょう。

さて、今日は 犬と歩いているときに前方から自転車に乗った人が来た、と仮定して また、あなたの連れた犬が、自転車に向かって行きやすい犬、と仮定して ではどのように犬を道の脇に誘導しましょうか、 寄せたらいいでしょうか、 ということを考えましょう!

トリーツでマグネットしますか? でもその時はリードを短く持ちましょうね。 長いと自転車に届いてしまいますよ。

マグネットよりも自転車の方が興味深ければトリーツで釣れません。 どうしましょうか?

では、参考動画をご紹介しましょう。

youtu.be

22秒くらいのところでリードを真上に上げて体に合図を送ってます。 こちらが動きたい方へ足を動かして、張れたリードを動きたい方向へ押しているのが分かりますか?

これもまた、 動いてもらうための普段からのコミュニケーションだと思います。

飼い主さんについてくる、という練習もそういう動きのためのものです。 犬はまだ若い頃などは、 「なぜそうするのか?」 という問いを頻繁に投げかけてくると思うんですね。

頑として座り込んで動かなかったり、リードを引いて行きたい方向に進んだり 止められるとリードを噛んで頭を振ったり・・・ それに飼い主さんが付き合い過ぎると、飼い主さんは犬の要求を聞く人、 になってしまうような気がします。

時には犬を気にせずどんどん歩く。

拾い食いをしている暇がないくらい、歩くのに夢中にさせましょう。 リズム良く歩けている時に「よし!」の褒めを与えていますか?

ひょっとしたら、かける言葉は禁止用語ばかりになっていませんか? 禁止ばかりですと、いざ 「自転車が来たからこちらによって」 と犬に指示しても、指示に従ってくれないのではないでしょうか?

「何も聞きたくない」 状態ではないか?ということになる。

理想的には、緩めたリードで犬を動かす、です。

ただ、基本的な褒めや、犬を動かすコツがつかめていないから リードを緩めて犬が好き勝手動く、ということになってしまっているのですね。 まずは、行動を止めて、犬を動かす。

その時には褒めを。

考えているより早めの褒めを与えてあげていただきたいと思います。 犬の瞳が思わずあなたを捉えるような、そんな褒めを今日も与えてあげてください。

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