我に帰さないと。 我に帰すための道具・・・何だと思いますか? キーワードはやはり自信ですけど。 ちょっと考えてみましょう。
考えていただけましたか? 褒めて褒めて褒めまくる。 正しい行動にすかさず褒めを与える。(「よし!」) 一日に一回でもいいから、その機会を作る。 その飼育の結果が・・・自信です。
誰にも脅かされることがない。 また、 脅かされたと感じても、 飼い主さんの顔、声、匂い それらがあれば乗り越えることが出来る、 という思いを犬の中に強烈にインプットさせます。 すべての恐怖症、恐怖から来る攻撃性、 叱られ続けて心を閉ざした攻撃性にも使える矯正方法だと思います。
また・・・ 感情豊かな犬たちの行動、 飼い主さんと離れられずに成犬になってもキュンキュン・・・ 部屋の中でそわそわ・・・ 暗闇を極度に恐がる、雷や風、大きな音が怖いとか。。。 人間から見たら、可愛いと感じるかもしれない犬の行動、 しかし、人間が嫌う、攻撃的な行動と非常に表裏一体になっている感じが 私はするのですけど。
可愛いと感じる、しかし本人犬にとってはどう? ストレスであるのならそれを取り除いてあげたいと私は思います。 私が推し進める社会化のトレーニングとは、そういう犬たちの抱えるストレスを 取り除いてあげるためのもの。
そのためには、人間側の思い込みではなく、犬はどう感じているかの 想像力が必要だと思います。 それがないと、人はわざと面白がってい動物を茶して遊ぶこともするから。 犬が怯えているのを面白がったり、可愛いとおもうのは 少し鈍感な感じがして私は好きじゃない・・・のです。
好きじゃないついでのたとえ、もう一つ言っちゃいますけど 「吠えてるんだからガツンと叱れよ」 的な心の狭さも嫌いです。
叱っても我に返らないです。犬は。 余計に吠える。
なぜなら・・・吠えないと叱られる恐怖とか腹立たしさに押しつぶされるから。 破れかぶれなんだな・・・きっと。
だから! 子供が悪いことした時、一番心を開かせるのは 「いいこでしょぉ~?いい子はそんなことしないんだったよね?」 なんだと思うの。
まず、いい子、なんです。 存在がいい子。
それだけで、犬ははっと我にかえることが出来るはずです。 「いいこね」で。 無茶苦茶に心が傷ついていなければ、ね。
何だか・・・分からないのをさらに分からなくしちゃいましたかね?