ガウガウ、ヒ~ンヒ~ンなどなど・・・ パニック的な吠えとおやつの関係(使い方)を考えます。
警戒吠えには名前を呼んでおやつ、が使えることは何度もお話ししていますね? 要求吠えには、教育的な無視、石像インターセプトが使えます。
そこで、今日考えてみるパニック的な吠えですね。 パニックですので理性とか、抑制が出来ない状態。
ということは飼い主さんの声かけ、制止が聞かない吠えは すでにパニックと、私は捉えています。 ですので、対処は違ってきます。 恐怖症(雷や、音など)の対処と方向性は同じであると考えています。 分離不安もそうなのだと思いますね。
自信のなさ。
犬の中で何が正解かが分かっていない、教わっていない、 理解が済んでいない、という状態が自信のなさに現れます。
一見、攻撃的な吠えをすると、支配性だと思われるでしょうけど 犬の中では恐怖がある、芯のところは怖くて怖くて仕方がないのでしょう。
怖くなければ吠えずにスルーできるはずですから。 怖い、というのは不安感なのかもしれないですね。 慣れていないための不安。 自分にとって脅威であるかもしれない、という不安。 その不安から反射的に吠えが出たとします。
吠えたら、結果的に相手がいなくなった・・・ 吠え=相手を遠ざけるのに有効な技・・・という関連付け その経験が続くと、吠えはどんどん強化されていきます。 どんどん攻撃的になって行く。(ように人には見える)
しかし、もともとは「怖い」という思いによるものだ、ということを忘れては 矯正はできません。 怖がる子を叱っていいわけがない、ということ。
誰にも頼ることができない、だから自分で吠えたり震えたり一人でパニクるのかもしれないのです。
話を戻しますね。吠えとおやつの関係。 お散歩中、避けてばかりはいられない犬との遭遇(犬嫌いで吠えが出る場合ね) とっさの時の対処に、皆さん困っておられると思うんです。
理論的には安全距離をとって吠えが出ないようにすればいいのですけど 必ず、それが不可能な場面がじゃんじゃん訪れる・・・
その時、 リードをガンガン引いて、首にショックを与えている人 足蹴りをかます人、 大声で叱りつける人 いろいろな方がいます。 それらは、私のブログに来てくださる方にとっては、もちろん私にとっても 論外なので、 それ以外の方法で対処する仕方を考えてみましょう。
その中でおやつの使い方についてお話しします。 長くなってしまったので明日に続きます。