私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

犬が身を任せてくれるには

犬からの信用を得る、 そこから信頼関係が生まれる。 そのためにできることを考えましょう。 観念論ではありませんので、実行しないと意味がないですよ。 昨日、カウンセリング時の犬との接し方をお話ししましたが よそ様の犬だけでなく、自分に犬に対しても基本 【犬が自らの意志で飼い主さんの傍に来る】 ような飼育を試みてください。 【待ち、の犬育て】 ですかね。

いわゆる子犬らしく、ダ~ッと近づいてくる犬だけではありませんし、 もともと臆病な犬だっていますから、人は積極的になり過ぎると 犬は警戒します。 特に、ペットショップから連れてこられた犬は、猜疑心の塊ですから 最初の心のケアーを十分にお願いします。 参考記事をひとつ。 犬を感じるブログメディア『dog actually(ドッグ・アクチュアリー)』 藤田りか子 北欧のアニマルトレーナーに聞く (2) http://dogactually.nifty.com/blog/2009/03/2-fcd8.html デンマークのトレーナー、ヴィベケさんのお話が興味深いですよ。 私も動物と接するときに心がけていることがお話しされていますのでぜひ、覗いてみてください。 犬からの信用を得るために大切なこと、 今すぐにでも始められること・・・それは 無理強いをしない、ということですね。

昨日までお話ししていたホールド・ラッピングも、 無理強いしたのでは犬からの信用を失います。 バタバタする犬を捕まえて、仰向けに抱っこする、といっても 普段叱ってばかりで、犬が喜んで近づいてこないような関係で行うのは 犬に拒絶反応を定着させるだけ、であったりします。 急がば回れ・・・ うちの仔・・・ 我が家に迎え入れた瞬間からうちの仔になるのではないですね、 一日一日の積み重ね、触れ合いによって、その場所が心休まる場所であると 犬が受け入れた時初めて、うちの仔になった、 そういう考え方が良いな、と思います。 犬も人も、互いに分かり合えるためには、時間をかけて お互いが安心できる存在であるように、関係作りをしていきたいですね。

動物と付き合うためのヒントは、熟練のトレーナーの話の中にあります。 ぜひ、上記にご紹介した記事を読んで、ご自分の関わりを省みていただきたいと思います。

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