お散歩中、犬を見ると狂ったように吠えます(恐怖症カテゴリー)、
から始めたシリーズ・・・
いつの間にか犬の挨拶行動になっていますが・・・
間違えているわけはないのですよ。
一見攻撃性のように見える(確かに攻撃性に入れられる行動ですが)
吠え、唸り、突進なんですが、
犬のもっと深い衝動というのかな、行動の理由みたいなものを見ていかないと
これからますます、犬密度の増えた社会で、犬も人も生き辛いのではないかな?
そう思います。
ということで、このカテゴリーで一番お伝えしたいことをお話しします。
それを頭に入れて、あるいは認識を新たにしていただいて
犬との暮らしに臨んでいただけたらいいな、そう思います。
人が「この犬は攻撃的だ」
そう思う行動は、実は、
警告・警戒・防御的な意味なんじゃないか?
それが通じないから(無理矢理近づけられる、または追い詰められる)
攻撃に転じざるを得ない、
そして・・・トラウマになってしまう例もある・・・のではないか?
犬が
「警告しても、防御しても通じないなら、やるしかない」
と考えて過剰防衛したとしているのだとしたら・・・?
犬がそのように、物事を組み立てて理解していたとしたら?
哀れだと感じませんか?(それでも腹が立ちますか?)
だから!叱ってはいけないのです。
天罰療法もダメですよ。他に恐怖の対象がいると思わせると、
益々トラウマから抜け出せなくなります。
反射的に攻撃行動を引き起こすことになりかねません。
犬の行動、心理に敏感になりましょう。
また思いやりの心を忘れないでください。(これが最も大切なことです。)
犬には犬なりの理解の仕方があります。私たちは分かると思いこんでいませんか?
分かるのなら、犬を導けるはずです。分からないから、人間側も苦しいのですよね。
理解を深めるためには、観察と学びです。