私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

歩行トレーニングのポイント、チェック点

またまたはなちゃんの動画をご覧いただいて、 ポイントのチェックをしていきます。

この黄色のリードは3メーターあります。 自由に匂いかぎをさせる時は、伸ばして使います。 小型犬は体も小さく、地面近くにいるので、長めのリードが 使いやすいです。 大型犬の場合、一杯に伸ばした状態で、引きが強いと 飼い主さんが倒されてしまうかもしれませんので 注意して長さを調節しなければいけません。 体により近い方が制御し易いので、短引きをお使いの方も多いですが かなり、首にテンションがかかった状態で使っているようです。 無意識で引いていますね、飼い主さんが。

動画の中で、常にリードを持つ手を動かしているのに注目してください。 基本、犬の動きを妨げないように、というのが理想的です。

動き出し、はなちゃんが私に引かれるような状態に注目です。 大抵の飼い主さんはここで、首が締まるほどリードを引いてしまうと思います。 そうすると接触走性が働いて、犬は後ろに体重をかけて踏ん張ります。 と、そこで「オイデ」をかけなければいけなくなるので 得策ではありません。 楽しく歩くためには、強制的なリード使いは良くないと思います。

はなちゃん、微妙に匂いかぎをしそうになったり、 伏せかけたりしましたね? ちょっと、とまどいを感じている合図です。 ここでも、リードでショックを与えたくなるのを堪えてください。 その代り、おやつを使って気持ちをこちらに向けさせます。 瞬間、「木になって」いるのがわかりますか? その後すぐに、後ろに下がって「おいで」です。 想像以上に早いテンポで進めますよ。

はなちゃんは、跳ねるように楽しく歩く仔なので、 その調子に合わせるように私も歩いています。 ゆったり歩く仔にはやはり調子を合せてあげると気持ちが通じやすいかな? と思います。

おやつは最初この時は一つ指でつまんでいます。 ナチュラルバランスのソーセージを使っています。 軟らかいので、指で少しずつ加減して小出しで与えます。 最後の方は匂いだけで誘導しています。 最終的には、お口の中に手を入れて上あごを触ったりしてます。 べろをちょんと、触ったりもします。 私のスキンシップの取り方のひとつです。

歩行のトレーニングは大体、1分を目安にしています。

私がはなちゃんと毎日歩くとしたら、さらにハイペースで歩きます。 チャーリーとココももっと早歩きです。 そして匂いかぎの時間を十分とります。 はなちゃんはまだハイペースにすると、気持ちが焦って 多分、リード噛みが始まると思うので、落ち着かせるためにも ゆっくりめで行った方がいいのです。 そして、トレーニングは長すぎないこと。

それぞれの性格に合わせた調子を見つけてあげてください。

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