私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

思春期の荒波を乗り越えて



こ~んなに可愛い顔した(親バカ)チャーリーも
下の写真のような、文句ありありの嫌~な顔になった時期がきて・・・


それにしてもおっかない顔だね、チャーリー(大汗)

もうお分かりですよね?
そうです!思春期ですね。
きつくなります。犬が変わったような顔。
早い仔で6か月くらいから始まり、8か月頃まで続くでしょうか?

かなり手強い時期になります。

その時期があると知っているのと知らないのとでは雲泥の違いがありますよ。
知っていれば心構えができますので、
軽くすんだらラッキー。
かなり反抗が酷くても「思春期だから耐えよう」
と思えばいいのです。

知らなければ最悪、状態の悪化で犬を手放す人もいますね。
強制訓練に進みやすいのもこの時期でしょうか。

では、ムツゴロウさんの思春期の記述をお伝えしますね。
独立に備え、脳は調整をし直している。それが思春期だ。
脳神経の配線が外れかけていたり、つながったばかりで、
上手く作動しなかったりしている。
そこへ、ホルモンという、火に注ぐ油がやってくる。
興奮をうながすグルタミン酸の分泌も多くなる。
こわれかけの、昔の白黒テレビみたいな感じで、内部でジージー音がする。


だから!
犬が反抗的になったのは、支配性ではないのですよ。
人間がそう感じるのです。

風邪みたいなものなので、対処療法といたわり、正しい知識で乗り越えないといけません。
叱らず、もちろん体罰は厳禁です。
それまで以上にルールを明確に。ルールは犬本来の習性にのっとったものでお願いします。


飼い主さんの意識改革、難しいですね。
何度でも言いますが、一度白紙に戻して、今いる犬を観察しましょう。



Copyright © 2021 私は社会化のドッグトレーナー All rights reserved.