結局、叱るか叱らないか、
甘噛みは叱って直すのか?叱らなければ直らないんじゃないか・・・そういうことに行き着きますよね。
叱らないで育てる、理想ですが・・・
叱らなければならない場面というより、行動をやめさせる場面に、
私たちはどうすればいいのか、ということです。
優しい、本当に優しい方が・・・悩みぬいて疲れています。
大雑把な方は、ぱっぱっと叱って、バチンと叩いちゃったりして
・・・う~~~ん、それでおしまい。
悩まないから、いいのか悪いのか、結果も定かじゃなくて。
でも、私的に私がすすめるトレーニングをお話しする場所ですのでここは。
体罰的なものは一切度外視しますね。
よろしいでしょうか!?
ただ・・・
叱ることは躊躇して欲しくないな、(「ダメなことはダメだと言うこと」)
ダメだ、と言って、ひるんだら、よ~く撫でてあげればいいでしょう。
母犬も兄弟犬も、
「ヴッ!!!」
って叱るでしょ?
彼らの代わりに、教育しなくてはいけないのですから
毅然とした態度でいけない行為は拒否してくださいね。
「噛んで、噛んで困ります。」
と言ってる傍から、手を差し出して噛ませている方は多いですね。
手を、さっさと引っ込めてくださいませんか?
いけないのなら、いけない行動を続けさせないでください。
失敗はさせない。
無視してください。
というと、チラチラ犬を見ながら犬の様子を気にしながら
無視する方がいますが、
それは全然無視じゃない。
まったく犬がそこに居ないように振舞うことが無視です。
私が無視のお手本をやってみせると
「そこまで無視しちゃうんですか?」
と言われる方がいますが
それが無視でなくて何が無視でしょうか?
犬がまとわりついてもそこに居ないのですから、「ちょっとどいてね」
なんて声をかけませんよ。
ぶつかっても知らん顔。
黙々とあなたのしなくてはいけないことをします。
あなたがどこか他の部屋に行く必要はありません。
いないものと仮定すればいい。冷た~い態度に見えるでしょうね。
他の人が見たら。
でも、それが無視です。
甘噛みを叱るとさらに噛みが酷くなる仔には有効ですね。
そういうタイプの仔は、アグレッシブですが、心が寂しくなるので。
無視は堪えるはずです。
噛んだ→「ヴッ!」と怒鳴る
怒鳴るのも中途半端はいけません。腹の底から声を出す感じ。
一回で成功させる気迫!
次に、犬の興奮を鎮めるためにも、その時間を与えるために
無視します。
<我が家の例、ごみ箱漁り編>
一度だけチャーリーがごみ箱からゴミを持ち出すのを叱りました。
雷を落とす!半端じゃない声ですよ!
天地がひっくりかえるような、(天井が落ちるような・・・)
文字通りチャーリーは腰を抜かしてました。へなへなぁ~~~~って。
で、おとりとしてもう一度ごみ箱を見せても、
興味はないよとばかり、ごみ箱を見ようとはしない・・・
次の日も次の日も、ごみ箱を持ってきてチャーリーの目の前に出します。
チャーリーは嫌がりましたね。
もう、漁ることはしなくなりました。
一度で有効な声、普段優しい人が出す、とんでもない声に、ただ事ではないと感じるのでしょうね。
一度で有効な、ここがポイントです。
そして、いつも言いますが飼い主さんの気分転換を早く。
腰を抜かしたチャーリーをもう叱ってはいけませんね。
よ~く、なぐさめてあげないと。
これは、社会化期の犬には有効です。
トラウマを心配し過ぎない方がいい。寝ればケロッとしてますよ。
だから、すぐに仲直りしてくださいね。いつまでも怒っていてはいけません。
でも・・・
思春期の犬には、効果は期待できないかもしれないです・・・。
わざともう一度チャレンジしたりするからです。
続きます。