私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

社会化って何!?



社会化という言葉が知られるようになってきて、
いろんなところで目にする機会が増えてきました。

では一言で社会化と言えば・・・

う~~ん、
そうですね。
動物が、生きていく社会に馴染むための脳への刷り込み。
って感じですかね。

極端に言ってしまうと、
将来、自動車を絶対に見ないであろう未開の地の犬を
自動車に慣らせるという社会化のトレーニングは不要、
だということから想像してください。

では・・・
ここ日本では・・・
そうですねぇ~、これから先犬たちは、どこへ引っ越すか
どこへ旅行するのかわからないじゃないですか。
どこに住んでも大丈夫なように
考えられる物、人、音すべてを経験させて
脳に刷り込ませて、
いろいろな刺激が次に入って来た時に
過剰に反応させないようにしていかなくてはいけません。

社会化期といわれる幼い時期に、十分刺激を与えられた犬は
耐性ができますので、
ちょっとやそっとのことで怖気づかなくなります。
どんなビビりな仔でも、怖さを自分で処理できるようになります。

ここがポイント。

自分で処理できる。我慢できる。乗り越える。

その下地を作ることが社会化期の社会化のトレーニングです。

しかし!
この時期は限りがあります。
これは動物界の法則ですので(人間も例外ではないです)
どうしようもない。
法則には従わないと、生き難くなりますね。

が、犬は人間との生活が長く、しかももともと順応性が高いので
成犬になっても十分社会化は可能です。
可能ですが、手間がかかります。

成犬は自分なりの法則を作ってしまっているので・・・
「あっちから犬が来た。あいつが来るといつも首のところが痛いんだ。
どうやらママが引っ張っているらしい。あいつのせいだ!吠えて追っ払ってやろう」
と考えているかもしれません。
その犬なりの法則があります。
子犬にはまだ経験が浅いので、法則が出来上がっていません。
だから楽なんです。

子犬には、優先順位として
周りの環境に慣らす。(もちろん、環境の中には飼い主さんも含まれますよ)
その上で、ルールを教える。これを優先させます。

それがきちんとできていれば、
飼い主さんは信用のおける人だと認識されるし、安心感を持たせることができると思います。


社会化のトレーニングも、トレーニングも
何度も何度も同じことの繰り返しになります。
なので・・・
「この人、また同じこと言ってるよ~」
なんて思わないでね~。


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