犬のことばがきこえる (ぶんか社文庫)ジャン フェネルぶんか社このアイテムの詳細を見る |
犬は人間のような思考回路をもっていませんから、理詰めで考える事は出来ません。
しかし、感情は豊かですので、
寂しいとか、悔しいとか、腹が立つ、
そういう思いはありますよね。
で、理詰めで考えられないので行動に直結してしまうのではないか、
そう思います。
そんな心の傷ともいえるものをリハビリするには
脳をトレーニングすること。
これが第一ですね。基礎的なトレーニングを毎日することで
脳を鍛える事ができます。
そして、本能に訴えることが、アミシアン・ボンディングです。
まず、
ばらばらになっていた群れが再度集まった場合、ボスは誰か?
これを考えましょう。
これは、お留守番をさせていて、帰った時の飼い主さんの取るべき行動です。
これは一日のうちに何度でも試すことができます。
実際にお出かけしなくても、犬がひとりぼっちになる機会があれば
それが試すチャンスです。
犬にとっては、たとえ飼い主さんがトイレに行ったとしても
すぐに帰ってくるとは考えられないですよね?
予測できないでしょうから。
なので不安になっています。ひとりで待っていることは。
アルファー要素を持っている犬は、帰ってきた飼い主さんのまわりを
うろうろして、飼い主さんがちやほやしてくれるのをまとわりついて待ちます。
(アルファー要素の無い犬については除外して考えてくださいね。)
その時何事も無かったように振舞わなければならない、ということ。
目を合わさない、撫でない、声をかけない。
「ひとりにしてごめんね~」
とばかりに、見つめて撫でる。
これらをすることによって、犬に敬意を払う事になる、
犬の世界ではそれはリーダーに対する行為だから。
ということです。
今日のポイント。
外出から帰った時、犬をひとりぼっちにした後、
犬がまとわりついてきたり、飛びついてきたり、吠えたり
じっと見つめても、
目を合わさない、撫でない、声をかけない。