私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

唸る



このブログに対するアクセス解析の検索ワードで最も多いのが
甘噛み。
二番目は・・・
唸る、なんですね。

それだけ、深刻に悩まれている方が多いのでしょうか?
参考にしていただけたら、と思います。

私がここで述べる方法は、どなたが試しても
大きな副作用を生むことが無いものを考えてお伝えしています。
しかし、行動を起こす前に
大切なのは、心構え。
犬に対して正しい知識を持つこと、です。
そんなことどうでもいい?めんどうですか?
・・・手っ取り早い方法はありませんよ。


なぜ、唸るのかについて理解の方は大丈夫でしょうか?
犬は唸るのは当然の行為です。
しかし、人間の社会でそれをされると犬も人間も精神的に疲れます。
また、危険な犬というレッテルを貼られることになる。
なので、予防、矯正は必要です。

では、どうして唸るのかは理解できたとして
「なぜ、その場面で唸るのか」
には・・・どう考えますか?

一番は経験不足。
または、何をされるのかわからない、
という先の見えない不安感。
何者かが襲ってくるのではないか、という命の危機感とか
ですね。

取り留めの無いこと(人間にとっては)と思えることに
なぜそんなに不安になるの?
何を恐れているの?
と思いますか?

でも・・・犬はもともと臆病な動物です。
その臆病さゆえに命を危険から守れるともいえます。

臆病な犬に必要な事は何でしたか?
パピーの頃の社会化です。
また社会化は成犬になっても続けていただきたいことです。
では、社会化とは?
慣らすことでしたね。
多くの犬は特別気をつけなくても
問題は起こることが少ないものです。
たまたまデリケートな犬が、それを助長する環境に暮らし、
何ら対策がとられず、
ちまたに氾濫する支配性理論を当てはめ・・・
唸ることが咬みつきへ結びついた・・・
悲しい連鎖であると思います。
人間を咬む発想が無い,咬みたいなどと思わない、
そんな犬にすることは可能であると思います。
犬は本来、危険な動物ではありません。
人間がそうさせてしまうのではないでしょうか。

明日は物を守る時の唸りについて考えてみましょう。
また予防方法と、矯正方法をお話します。
フードボールに執着する場合の矯正方法です。

もし、あなたの犬が唸ってお困りでしたら、
思い切ってコメントしてください。
ひとりで悩まれるより、一緒に悩んだ方が楽ですよ。
また、プロフィール欄にメールアドレスを載せました。
真摯なご質問には、無償のアドバイスで臨んでおります。
頑張りましょう。


Copyright © 2021 私は社会化のドッグトレーナー All rights reserved.