いきなりですが
ムツゴロウさんは好きですか?
私は大好き。
尊敬しています。
ムツゴロウの動物交際術 (文春文庫)畑 正憲文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
前にもご紹介しましたよね。ムツゴロウさんの動物と付き合うための
本です。楽しいですよ。
でも・・・
中にはムツゴロウさんのことを言うと
「私は嫌い、動物でお金儲けするなんて」
と真剣にお怒りになる方もいます。
それはそれでとやかく言うつもりはありませんが、
一つの事が受け入れられないからと言って
すべてを否定するのはいかがなものでしょうか?
ムツゴロウさんの知識、経験、権威まで否定するのはせん越ですよ。
今、とかくスマートな犬のトレーニングが主流で
体当たり的なものが野蛮に見えたりしませんか?
・・・
(私はスマートな方法ではありません。)
私はまず、犬に触れることと犬が私の匂いを嗅いで
私を知ることからスタートします。
これはこれからも代えるつもりはありません。
(ムツゴロウ流ですね。でも根底には科学があります。)
今は
テクニック重視、クリッカー、天罰療法的な道具みたいに
遠隔操作のような方法がもてはやされています。(よね?)
家庭犬に本当に必要でしょうか?
私はもっと触れ合うことが大切だと思うんです。
動物なんですから。
私は元来ゆるい人間なので、
「ここはこうでないと」
とか
「ここは譲れない、絶対曲げられない」
みたいなことから何とな~く距離を置きたい人です。
なので、何かの団体に属して、一つの方向に向かうことが
非常に苦手。
「ここはこう」
と言われると、こうでも、ああでもいいのに・・・
とテンションの下がる人です。
でも、対犬には真剣勝負で行きます。
これはムツゴロウさんの影響が大きいかな?
以下に私の心に響いたムツゴロウさんの言葉をご紹介します。
動物と付き合うことは、命が触れ合う一瞬を共有して生きることでもある。・・・
動物の心は純であり、ナイーブで、軽蔑されることを何よりも嫌い、
涙に濡れた瞳で外界を見つめている。
だから人は、自分をより純粋に、
そして単純にすれば、相手の心に届き得ると理解すべきであろう。
人間も動物なんです。
そこのところを忘れてしまうと、
犬をはじめ動物と付き合っていくのには
厳しいものがあると思います。