私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

無駄吠えはなぜ、止められないか(1)

 

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おうちに犬を迎えて、一番に考える事は
何でしょうか?
この子を幸せにしてあげたい?
丈夫に育って欲しい?
・・・
一番多いのは、
良い子に育てたい
なのではないでしょうか。

でも、ちょっと待っていただきたいのです。
みなさん、いい子にしたい場合何をしますか?
大抵、しつけやトレーニングをしますよね?
それ、ちょっと待ってください。
次に、しつけやトレーニングするとき、
強圧的な言葉や語調になっていませんか?
軍隊のような。警察犬に指示を出すような。

人間にものを教えるときには絶対使わないような態度で、
しつけしていませんか?

子犬は恐怖を感じるとは思いませんか?

社会化期に必要なトレーニングとは、慣れさせる事だけです。

おすわりや,まてなど教える必要はありません。
もし教えるとしても、飼い主さんが工夫して
優しく教えてあげるという家庭での
トレーニングで充分なのではないでしょうか。

社会化期にしっかりとインプットさせたいことは、
「人間は、まんざらではない」
ということ。
「人間は優しい、だから好き」
と思わせられればなおのことOKです。

そのためにも、犬に対しては小さめの優しい声で
話しかけてあげてほしいのです。
できればお家の中の会話もトーンダウンできたらさらによいです。

そうでなくても耳の良い犬です。
大きな声の会話は、臆病な犬を怖がらせ、
テンションの高い犬をさらにハイにさせてしまいます。

犬は
「みんな、何吠えてるの」
なんて思っているかも?しれないですよ。
普段の声に気をつけていただけたら
いけないときに少し声を強めに出すだけで
大抵の子犬はびくっとするでしょう。
いつも大きな声で指示を出していたら・・・
犬の行動を制したい時、さらに大きな声が必要になってしまいます。

吠えている犬のテンションを下げるのには
何度も言うように、低めの声、また母音を伸ばすような言い方
例えば
「ノー」ではなく、「ノ~ォ」と言う感じ。
「マテ」ではなく、「マ~テ」ですね。
決して飼い主さんも一緒になって
吠える事(?)ないようにお願いしますね。



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