昨日までの記事で、犬自らハウスに入ることの重要性と
ハウスを好きにさせることをお話しました。
では、それを下地にコマンドでハウスに入れる方法のご紹介です。
はい、ではトレーニングの時間です。
まず、ハウスの準備はOKですか?
サイズは合っていますか?
狭すぎることはありませんか?
移動用は少し小さいかな~くらいがちょうどいいですが・・・
座って天井に頭がつくくらい。
伏せて前足が充分のばせるくらい。
方向転換は無理なくできますか?
ただ、ふたつ用意できるのであれば、お家用は移動用よりも
ひとまわり大きいものを選んで(横になって寝られるものを)
あげて欲しいですね。
他に用意するものは、ルアーとコマンドです。
ルアーとは犬を誘導させるためのおやつやおもちゃです。
そのどちらにも興味の無い子はいますか?
その子には、ハンドサインを覚えてもらってハンドサインに
ついてくることをトレーニングしなければいけません。
次、コマンドです。
まあ、一般的には「ハウス」ですよね。
まず、おやつやおもちゃ、ハンドサインによってハウスに犬を
誘導させることから始めます。
で、トレーニングで大事なのは、犬を動かそうとする前に
自分が動く、いかに犬を調子に乗らせる動きができるか、です。
楽しげに、「えっ~、な~に、な~に?」
って犬がついてくる動きを研究してください。
犬がついてきましたか?
飼い主さんはおやつを持った手をハウスの中にいれます。
犬が後を追ってハウスに入るとき
「ハウス」
のコマンドをかけます。
ポイントはここです。
どのトレーニングにも共通なことは、犬の自発的な行動に
コマンドを重ねて、その行動=コマンド
とインプットさせることです。
また、飼い主さんの声欠けのタイミングをつかむことは
トレーニングの主目的です。
どんなに訓練をつんだ犬でもタイミングの悪い指示には
従わないことがあります。
「犬のトレーニングではなく飼い主のトレーニングみたい」
トレーニングについてお話しするとき察しのいい方はこうおっしゃいます。
本当にそうなのですね。
だからあなたの犬に何かを教える時、
どうすれば喜んで動いてくれるか、日ごろから考える事が必要です。
ハウスの中でおとなしくしていてほしいのなら、
その中でご飯を食べさせる、噛むおもちゃを与える、
ガムやアキレス腱など長持ちするおやつを食べさせる等、
中にいたいと思わせる工夫も大切ですよね。
そしてその中でわからないこと、どうしても乗り越えられない壁に
当たった時は、専門家であるトレーナーに相談してください。