私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

ハウストレーニングをする意味



前回、ハウストレーニングの心構え的なことを
お話しました。
では、実際にトレーニングされる方たちのために
具体的にお話していきたいと思います。
まずはハウスを教える意味、についてです。
なぜハウスを教えるのか。ハウスはなぜ必要か。

どうでしょうか?考えてみてください。

ハウスでおとなしくしていられたら、とっても助かること
ありますよね。
また、犬たちにとってもくつろげることが出来る、
そのために教えるのですよね。
車での移動中、おとなしくしていてほしいとき。
ペットホテルなど、また災害時の避難用のため。
動物病院への入院。
など・・・ハウスに入ってくつろげることができたら
犬たち自身のストレスも緩和されるのではないでしょうか?

なので、これ肝心なことですけど
ハウスはお仕置き部屋ではありません
「ああっ、うるさい。ハウスに入ってなさい」
こんな使い方していませんか?

即刻改めましょう。ハウスがお気に入りの場所になるように
工夫をこらしてあげてほしいです。

では次、ハウスにするものには大きく分けてふたつあります。
ひとつめのケージをご紹介します。



これです。通気性が良い、折りたためるという利点があります。
周りが丸見えなので落ち着けない子はカバーをかけてあげると
いいと思います。

次は、クレート。



これです。お持ちの方多いのではないでしょうか?
車での移動用にはとても便利であったりします。
中に入ると薄暗いし囲われているので、
臆病な犬には安眠できる場所になると思います。
ただ・・・
「犬は巣穴で生活する動物なのでクレートの中のほうが
落ち着く。ここで寝かせるように」
という教えはどうかな・・・?
ムツゴロウさんのところの石川さんがおっしゃっていたのですが
犬は出産、育児には巣穴をつかうけれど生活の場ではないよ。
ということです。
なので、クレートで寝なくてはいけない、のではなく
クレートの中でも落ち着ける、ようにしてあげる
ことがハウスを教える意味ではないでしょうか。

次回はハウストレーニングの方法についてです。


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