私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

成犬の「オイデ」(2)



お待たせしました~、というか引張りすぎでしょ?
とお感じのあなた、ついにトレーニングです。
が・・・何も特別なトレーニング法があるわけでは
ないのです。

しつけ本などでも意外に「オイデ」のトレーニングについては
手薄な感じは否めません。
これは、トレーニングの手順が簡単であるためだと思います。
ですが、手順が簡単であるからといって簡単にマスターできません。

むしろ教えるのも、マスターするのも難しい、
基本のトレーニング5項目の中でも最も難しいと思います。

では、早速取り組んでみましょうか。

まず最初はもちろんリードをつけてくださいね。

1.8~2メーター程のお散歩用のリードで結構です。
リードの長さいっぱいに、犬と飼い主さんは離れて、
向き合ってください。
「オイデ」「コイ」「カム」等のコマンドで犬を来させます。
この時従わないようでしたらリードを軽く引いて
首に軽くショックを与えます。
それでも従わないようでしたら強めにリードを引いて
引き寄せます。

以上です。

え~~~っですか?ですよね。
でもこれだけです。

以前、安全範囲と管理範囲についてお話しましたね。
リードの長さの範囲内は飼い主さんにとっての管理範囲です。
なので、この範囲の中では確実にコマンドに従わせる、
これを徹底していただきます。

ここまでを練習してみてください。

今までしつこいほどに「オイデ」をお話してきたのは
管理範囲内で犬を従わせるための布石です。
おいでで呼んだら嫌がることをしない

あなたのそばを居心地の良いものにする

動くものを追う習性、本能を利用して
あなたを追うことを習慣づける(呼べば追いかけてくるように)

この基本をしっかり踏まえて一段階レベルアップします。
従うことを犬に強要します
もうお気づきでしょうか?

強要するためにはこのような下地がいるのです。

では次回、ロングリードを使ったトレーニングと
「オイデ」のトレーニング時の全体的な注意事項をお話します。


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