まずは飼育の意識を高める、という取り組みをチャーリードッグスクールは重視しています。
なので、犬の飼育ですから、犬はどうされるといやか、何が嫌か、犬の欲求とは何か?どう暮らしたいのか?ということを考えるようにしています。
でも、普通犬を飼う時考えることは?
自分の楽しみのためだと思います。
可愛い犬をお利口な犬を、飼って癒されたいとか。
だから問題がこじれた時に180度、考え方や暮らし方生き方まで変えなくてはならないので、なかなか伝えるのも難儀なんですね。
「どうして私が犬のためにそこまでしなくちゃいけないの?」
って…少しでも意識の底にあれば
吠える犬の気持ち言いたいこと言い分を「自分」で考える努力をしようとは思わないでしょう。
吠える
はコミュニケーションですよね?
しゃべるのはコミュニケーションであるのと同じように。だから?犬が犬に吠えるのは犬が嫌いだから、というもともと犬の吠えを許容できない方が思う、それを投影したような一辺倒の分析はNGであると思ってます。
犬が犬に吠えるのは嫌いとか怖いとか思っているから遠ざけたい、って。
そうでしょうかね?
チャーリーは怖い時はむしろ吠えられませんでした。怒っているとか、言いたいことがあるとか、ね、そういう時に訴えるように吠えてました。
犬だったら
「君は誰?」
「こっちへこいよ」
「確かめたいな」
「あっちへ行って」
「こっちを見ないで」
「負けたくないんだ」
いろいろではないでしょうか?ひと吠えふた吠えすれば相手が出すカーミングシグナルに応じて自分も出し、そして距離を取ったまま別れる。
そういう大人の犬に育つまでは、吠えやすい犬は吠えて会話しようとするものではないでしょうか?
人の社会では吠えも嫌われるので、ひと吠えふた吠えで止められるように
名前を呼んで、吠えないでね、と優しく伝えられればそれで犬は言うことを聞くと思います。
乱暴な方法でやめさせなければいけないと思っているから、そうしてしまうのが常だからこじれる時はこじれますよね。
だから人間が変わろうね、っていうことです。
昨日ご紹介した犬の成長過程も、知識として持っておけば、吠えやすい時期が必ず現れますので、吠えやすい個体が吠えやすい時期には吠えるものだ、という覚悟が持てるということだと思います。
出てからびっくりして止める方法探しをしないようにしたいです。
たいていその方法は天罰法やらいじめみたいな方法になってしまいますからね。
気をつけましょう。そういう方法をしている友だちがいたら
「悪化しちゃうみたいよ」
って・・・。そっと教えてあげてください。