私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

名前を呼んでおやつの可能性

大阪お散歩トレーニング終了しました。

今日で11月も終わり。当然ですが明日から12月ですね。 11月とは思えないくらいの気温の高い日が続いていますね。

今日も暑かったです^^; FBに投稿した文をこちらに投稿し直して、名前を呼んでおやつの中の 第2バージョンの使い方、一つの使い道^^;をご紹介してみますね。

 

帰りの車の中でレオンママさんに抱っこされてお休みのあやめちゃん。 ダクくんはクレートでぐっすりです。 ダクママさんから終了時にご質問のあった、クリッカートレーニングのワンクリックワントリーツの件。マウスクリッカーと違うか?と。 使い方が違うか?マウスクリッカー=タンタンマークは自己紹介時に伏せて伏せ続けてもらいたい時に伏せ始めたら鳴らします。しっかりお腹をつけたら言葉での報酬をトリーツがわりに与えますが、クリッカーの基礎なんですね。 クリッカーを使うからクリッカートレーニングではないわけです。 クリッカートレーニング理論を使った私の日常的なマナーの練習です。 動きを教える時はトリーツでも、鎮静系、落ち着いた状態をキープするにはトリーツ以外の好子が良いのでは? と、やはり数年考えて達した取り組みです。 クリッカートレーニング理論は本当にポップで、叱らない、を実践できる方法なのでお勧め本をよく噛み砕いて、日常マナーにいかしてみてください。 朝ご紹介したポチの本もクリッカーを実践に使った本です。 基礎が理解できれば難しくないと思いますのでぜひどうぞ。

その本はこちらです。

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ちなみに我が家のニャンコたちにやっているクリッカートレーニングはマウスクリッカーに「イイコ♪」の誉め言葉かなでなでです。

また、どんなに激しいケンカでもイイコね、で保定するとおさまるし、名前を呼ぶとごろごろいい始めたりとんできます。

仔猫たちの親代わりになってから、名前を呼んでイイコのチャージングの成果かと思います。

 

名前を呼んでおやつって古典的条件づけです(レスポンデント条件づけです)とかなり前からお話ししていますが クリッカートレーニングもそうですけど 形は誰でもマネできるわけですね。

どんなトレーニング法でも。

しかし原理というのでしょうか、基本のところをしっかり学んでいないと まったく違ったものが出来上がってしまうことがあります。

名前を呼んで呼び戻しておやつとか、名前を呼んでアイコンタクトしておやつとか クリッカートレーニングも 鳴らす人がヒントを与えてしまっていたり、タイミングが悪かったり。

基本のところができていないと、強化したくないことを強化することになってしまうと思うのですね。

実際見聞きします。

名前を呼んでおやつは古典的条件づけ、と分かれば ああ~、行動をさせないんだな。名前を呼ばれたら良いことがあると思わせるんだな、って続けてほしいのです。

 

第2バージョンでハズバンダリートレーニングのやり方について ブラッシングをたとえにお話ししました。

名前を呼んでおやつ第2バージョンは、名前を呼んで間を空けます。間の開け方はどんどん長くできると良いですね。 ただし、名前への集中が切れるそぶりが見えたらすぐにおやつまたは好子を与えます。

名前を呼ばれたら良いことがあると期待の感情が起こる、探求のスイッチが入る、ワクワクする。

その間の間に、ブラシをさっと体に当てて、好子を与える前に=ブラシを気にする定位反応を起こす前に、ブラシを引き上げます、

そしておやつ(他、褒め言葉などの好子でも良いでしょう)

 

ワクワク感は怒りと拮抗していますので=怒りを抑制しますので ブラシを嫌がることが避けられるわけですね。

ブラシを気にする定位反応というのは、それまでの行動をやめて目新しいものを見る、という反応です。気にするということですね。

気にならなければいいのですね。 だから名前を呼ばれてワクワクしているときに少しの刺激を与えてそれをだんだん長くしていけばいい、ということになります。 定位反応の段階を超えて無理をすると、次受け入れてくれない、そういう警戒心の強い個体が 問題が大きくなってしまうわけで、苦労しない犬は定位反応を起こしにくいわけですから、 「うちの子は平気よ~」 ってことになるわけです。 というように、名前を呼んでおやつ、古典的条件づけはいろんな可能性を持ってます。

簡単な誰にでもできる方法ですよね。

犬たちにとってうれしいものは、嬉しいことが起きる前触れを知らせるものです。

お散歩トレーニングにだんだん慣れてくると、ここは良い場所、と理解できて。

だから犬たちのために 好子あふれる場所にしなければいけないわけです。

ということで12月も各地開催していきますが、いろいろな問題を抱えていても参加できる場として 広がって行くといいなぁと思っています。 11月のブロマガ購読もどうもありがとうございました。来月もどうぞよろしくお願いいたします。

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