私は社会化のドッグトレーナー@犬の森

犬の森発 吠える咬む犬の問題行動研究所 @小田原

【ブロマガ】モカちゃんの探索

福井散トレの続きがあったのでした。 そう、トイプードルさんのモカちゃんのノーズワークの動画。

http://youtu.be/En4RvU84W88 生き生きして素晴らしい動きだと思いませんか? ハンドリングもスマートで素敵です。 今までのオビーディエンス的なものをたくさんしてきた子は、私から見て 鍵がかかった状態・・・。 良い悪いではなく、こうあるべきというくくりの中で生きているような。 お行儀が良いわけですよね。そのようにトレーニングしてこられたわけですから当然です。 元気があるなし関係なく、 今どうすればいいのか、自分で決めていないで飼い主さんと何かをするときを過ごしているのでしょう。良い悪いではないです。 その家の方針もありますので。 そういう偏りの中で生きている犬たちに もっと自由にその欲を出させてあげられるように人間は楽しみを用意してあげてもいいのではないかなと思うのですね。 一緒にする、というより、 犬についていく、というような。 犬がその本来持っている能力を頼って、人間は生き延びてきた、のでは?と言われていますが その抜群の嗅覚で外敵を察知しお知らせをしてきた歴史があります。 そしてそれが…封印されて人間との暮らしを余儀なくされている現代の犬たちがありますよね。 動物福祉の5つの自由の中に 5. 正常な行動を表現する自由 があります。 いわゆるソフトウエアの部分ですね。 犬はなぜそのような行動をするのか?を学ぶ。 行動学の最重要項目であると思います。 自由を与えるのだけれど…その種の持つ正常な行動、表現方法を知らなければ、またその表現をさせられる環境を用意できなければ人間目線の犬の幸せはあっても、犬目線の幸せとは程遠くないだろうか? を常々考えています。 タッパーを使う理由は、おやつをしまって戸外でも行いやすいから。 段ボールでもいいけれどかさばるし。 穴をあければ匂いはもれますもんね。 ただものを守る傾向のある犬については、少し準備が必要なのかなと思います。 先日ご紹介した動画のように、いくつかのタッパー(動画は段ボールでした)におやつを投げ入れて 自由に食べさせるというところから。 まずは一日それで終わって、見つけて自由に食べることに自信を持ってもらいます。 拾い食いが心配で匂い嗅ぎにかなり神経質になっている飼い主さんは多いと思います。 下に落ちたものを口にするとダメ!とうろたえたり、リードを引いたり、口をこじ開けたり・・・。 落ちているものに対してネガティブな思いがあるので、落ちているものは守るための前触れになっていないかどうか? そういういろいろな犬との積み重ねが、何か楽しみをする時の邪魔になってしまうこともあるかなと思いますが コツコツやり直してほしいと思います。 おやつ入りのタッパーを犬の目の前に置きます。 あなたが置いたのですから安心してむしろ目配せしていませんかね?はい匂い嗅いでね、みたいな。 そういうヒントを与えないのですが、今はそのお話ではなくて あなたが置いたのではないタッパーだったりするとどうしますかね? 「駄目よ」 って…言いませんか? 叱り口調ではないかもしれませんが・・・、犬の自発的な行動については多くは知らん顔されたりまたはダメだしされる。 犬はそんな毎日。 発想の転換、というか、寛容さを養うというか、自分を立て直すというか、ポジティブな関係にするためには 口にしてはいけないものを気にしたら 「あら?それなあに?」 でいいと思うのです。慌ててダメダメするから犬は意固地になっちゃいますよね。 そういう犬も人も出来上がったネガティブなものをなくすために簡単にできる取り組みだと思います。 やってみるといろいろヒントがあります。まずはやってみること。実践ですね。 もっと犬が勝手に^^;行うことが認められる毎日があったらいいのでは?という思いのこもった形です。 こちらはれあちゃんの動画です。

http://youtu.be/PdX2uSkTtUo

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