以前、お散歩トレーニングや終了後の雑談で マズルガード(口輪)や爪切りなどに慣らす、トレーニングについてお話をした時 マズルガードをもったいぶって鞄から出す、 そんなところから見てもらいました(  ̄▽ ̄)
もったいぶっているので犬たちは一斉に「なんだろう?」って近づいてきますよね。
中にはビニール袋に顔を突っ込んでくる子もいます。
そういう積極的なもの、OKですよね。
多くの方はお行儀が悪いと叱ったりたしなめたりするかと思います。
人への足かけも同じ。
将来を考えて足をかけさせないようにいろいろ工夫したりしていますけど、 将来抱っこしたり、保定にならせるための重要な自主性だと思うのですけどね。
爪切りも同じようにもったいぶったり、爪切りを見せて 「すごーい!」 と言ったり(=対提示)。
こういう過程をさり気なくできないと、爪切り片手におやつあげたり・・・ こういうタイプの方は犬から見たら 「ママがおやつを出す時は何か罠がある」(  ̄▽ ̄) と思わせてしまうんですよね。
クリッカートレーニング、誰が鳴らしても同じ音が出ますけど、慣らす時の動作だったり、おやつを出す動作だったり、 そもそも担い手がその犬にとって同じでなかったら、同じ結果にならないんですね。
そういう意味で、まず飼い主として犬を知ることが、犬との取り組みを成功させるコツですよ、とお話をしています。
犬を知ると、犬が近づきたい人になることができますから警戒されないのですよね。
警戒されないことが続けばその人はその犬にとって「条件づけられた好きなもの」になります。
ここのポイントを押さえるか押さえないかで、取り組みに断然差が出ると思います。 条件づけられた好きなもの、は古典的条件づけでの好子作りでできるものですね。