そうそう、FBの投稿で、続きを記事に、というところから忘れそうになっていましたので 忘れないうちにこちらにアップします。 お散歩トレーニングの基礎Q&Aともかぶってくる内容かなと思います。 いや、私がおすすめする取組すべてにリンクしてくることかなぁと思います。
ブログ更新しました。手前味噌ですが…この記事は読んでほしい〜^^;>>犬のPTSDやパニック障害 http://t.co/ppnKQzSwwf
— 虫一郎 (@leobard717) 2014, 7月 16
それについての私からの返信
素敵な記事をいつもありがとうございます。
トレーニングはいらないよねっていう方が基本的にできていることが、信頼関係の強制ではない構築だと思っていますが、それが古典的条件づけであると思います。
ようやくしっかり伝わった感があります。
こういう記事を書いてくださる方が登場したわけですから。少し、いやとてもほっとしています。ただ、まだまだ理解できていない方がもがき苦しんでいたり、苦しめられている現状がありますから、引き続きお伝えしていきたいと思います。
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自分が立っている場所から見れば、ほっとしてそれで安心と歩みを止めがちですが もっと外を眺めると・・・?
相変わらずの支配性理論に染まった、いびつな世界が存在します。
だからまずは、犬ってどういう動物かな? を知っていただき、支配性理論から抜け出していただきたいと思ってます。
そのほうが自由ですもんね。
では、続きをとおはなししていたことについてです。 ↓
古典的条件づけについてお話しし続けた昨年一年だったかなと思いますが、行動分析学と同時進行で学んで、刺激の量を調節する方法についての提案だったわけです。
が、多くの方は 「記憶」 と古典的条件づけを関連付けてしまって(これも学びの不足です)自分が犬にしてきたことが犬にとって申し訳ない、と封印したくなって辛くなった方がいる、
一方で、行き詰っていたトレーニングに一筋の光が見えた方も多いのではないでしょうか。
実際、対提示、名前を呼んでおやつによる犬にとっての好子を徹底的に追い求め提示する方法で、犬の感情面をなだめ、満たすことに成功して結果が出てきている方が少なくないです。
犬とのすれ違いにおやつをかじらせる対提示もおやつが食べられる犬には有効な方法で、それを行動と捉えるか、対する刺激(=犬とのすれ違い、犬)の刺激料の調節と捉えるか、で犬の落ち着きは違ってくるし、飼い主さんにとっての手ごたえも違ってきます。
ここのあたりが理解できない人が、おやつは云々になってしまうのを見ていると、ああ~、もったいないし、正しく学んでいる人にとっての害だなぁ、とも感じて苦々しいのですが、どうぞ、今自分は何を対提示、何を犬に行っているかの基礎をしっかりして、取り組んでいただきたいと思います。
おはようございます。かじらせる行動、という行動の置き換えでは強制になり、感情面はなだめられるかな?ということで、それは違うと思った私は、かじらせつつリラックスに導くために「いいこね~」の好子を与えつつ、かじることと好子の対提示でもともとの感情部分に働きかける、を重視する、ということです。ここのあたりはまた記事アップしますのでよかったらどうぞ~。
ということで続きはどこの部分かということですが
犬とのすれ違いにおやつをかじらせる対提示もおやつが食べられる犬には有効な方法で、それを行動と捉えるか、対する刺激(=犬とのすれ違い、犬)の刺激料の調節と捉えるか、で犬の落ち着きは違ってくるし、飼い主さんにとっての手ごたえも違ってきます。
の中の
>それを行動と捉えるか、対する刺激(=犬とのすれ違い、犬)の刺激料の調節と捉えるか、で犬の落ち着きは違ってくるし の部分についてです。
問題行動矯正の場面では、行動の置き換えということが行われますね。
その行動ができない行動を選択させ取らせるわけですけれど。
だから唸ったり吠えたりできないようにおやつをかじらせる。 ある方がtwitterでそういうことをさせられている犬が、うちの犬を、アキレスをかじるように 「こうしてやる~」といっているようだと、投稿していましたが。
まあそう見えるのかもしれません。
ハンドラーが今何を犬にさせているかしっかり理解できていれば、やがて穏やかにかじりながらスルーできるところまで持って行ける、はずです。
多くの場合は、理解、が足りていないので、 その方法は無理、となってしまうのかもしれません。
散トレなどの自己紹介や、デモで、名前を呼んでおやつをしていただくと、いつも突進したり吠えたりする犬が そういう行動が出ずに名前を呼ばれたら次おやつでしょ?という顔をしているのに気がつきませんか? その時ハンドラーは何をしているかというと、名前とおやつの対提示に取り組んでいます。
その犬にとっては過酷な状況にぶつける刺激(おやつよりも強力な二次強化子、この場合は名前)をつくっているわけですね。
そしてそれが犬の心をとらえています。
次第に、その状況下において今まで気にしていたものに気にしない自分に気がつく、 だから回数を重ねると穏やかになってくるんですね。
何か行動をさせようと躍起になるから、むしろバタバタ感が犬をあわてさせます。
まずは対提示。楽しく名前を呼んでおやつ。
おやつを口に入れて「いいこね~」と。
たくさんの二次強化子(条件性強化子)を作り、過酷な状況という刺激を過酷ではないものにする(=刺激の調節)ために 取り組んでいただきたいわけです。
犬はもともとスルーして落ち着きたいわけですから、 若くて挑戦的、になる犬にも繰り返し根気よく、落ち着いて取り組むことで、スルーすることが正解 スルーのためには行動よりもまずは感情をなだめる、感情がなだめられればスルーの方向に持って生きやすい、 という流れでお願いします。
これをお散歩トレーニングの中で行う意味、というのがお散歩トレーニングの基本ですね。
ということで長くなったので続きます。